海老蔵と呪術師X

海老蔵についてまわる「呪術師」X氏

 スキャンダルだらけの芸能生活を経てここまできた海老蔵だが、いずれも時間の経過とともに事態は収束している。

「海老蔵さんほど多くのスキャンダルを経験した歌舞伎俳優はいませんが、だからといってそのキャリアが終わるなどということは一切ない。そういう意味で、海老蔵さんはスキャンダルに慣れているんですよ。今回の一連の騒動についても、“時間が経てば収まる”と確信しているのではないでしょうか」

 海老蔵はあくまでも歌舞伎役者である。ドラマや映画、CMなどにも出演することはあるが、基本はなんといっても歌舞伎。スポンサーの顔色をうかがうよりも、劇場に観客を集めることこそが本来の仕事だ。

「一般的にタレントさんが謝罪会見を開くのは、番組関係者やスポンサーに筋を通すためであるパターンが多い。でも、海老蔵さんの場合、筋を通す相手がテレビ局やスポンサーではなく、歌舞伎ファンとなる。であれば、謝罪するよりも、公演を行ったほうがいいわけです。だからこそ、スキャンダルもスルーなのでしょう。

 また、ブログについても同様です。ブログ読者を最優先するのであれば、謝罪して更新がストップするよりも、これまで通りに日常を公開し続けたほうがいい。ブログは海老蔵さんにとって重要な収入源でもありますし、“現状維持”こそが最善策なのでしょうね」

 そして、市川團十郎襲名も関係しているだろう。本来は2020年5月に「十三代目市川團十郎白猿」襲名披露公演を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。その後のスケジュールは明らかになっていないが、年内にも襲名公演が行われる可能性が浮上している。

「團十郎襲名公演は、現在の歌舞伎界でも最も注目度が高い。松竹としては、できるだけ早く開催したいはずです。だからこそ松竹も、この大名跡を継ぐことができる唯一無二の存在である海老蔵さんのスキャンダルを“見て見ぬ振り”するしかない。この点で、海老蔵さんと松竹は完全に利害が一致していると言えますね」

 さまざまな事情が絡み合って、結果的にスキャンダルをスルーしている海老蔵。何事もなかったかのように襲名公演が行われたとして、ファンは本当に喜ぶのだろうか……。

この日はドライブデートだった海老蔵

多重交際時、B美さんと「思い出の家」からドライブデートへ向かった海老蔵(3月)

海老蔵のスポーツカーの助手席で行われる

海老蔵のスポーツカーの助手席でも行われる

美容室、鍼灸院、サウナへも付き添うX氏と、市川海老蔵

美容室、鍼灸院、サウナへも付き添うX氏と、市川海老蔵

恰幅も良い

恰幅も良い

思い出の外車に若い女性が座る

高級外車に女性を乗せたり思い出の家に呼んだりした海老蔵についてX氏にも質問した(写真は3月)

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン