この時期は花粉症対策などで薬を手放せない人も多いが、その副作用によって眠気が生じている可能性もある。
「アレルギー症状の緩和に使われる抗ヒスタミン薬は、副作用で眠気を引き起こすことがあります。こうした花粉症の薬に加え、総合感冒薬にも、抗ヒスタミン薬が含まれているため、注意が必要です」(白濱さん)
自己判断でさらに眠気が強まる人も
眠気に潜む病気に気がつくためにはどうすべきか。
「まずは自分の生活を振り返って、眠気の原因となりうる事象を洗い出してみてください。花粉症の薬をのんでいる、睡眠不足が続いているなど、心当たりがあれば問題ありません。また、女性はホルモンバランスの問題で生理前に眠気を感じる人も多い。
これらの中に思い当たる原因がなければ、病気の可能性を疑った方がいい。その場合、日本睡眠学会の専門医の診察を受けることを推奨します。『うつ病に違いない』など自己判断しないことも大事。うつ病だと思い込んで精神科にかかり、処方された薬をのんだ結果、かえって眠気が強くなって来院した人もいます」(白濱さん)
※女性セブン2022年4月28日号