愛子天皇の可能性は事実上消滅
近年、国民の間では愛子天皇待望論が盛り上がった。現在の皇室典範では、女性は天皇に即位できないが、それでも、世論調査で女性天皇を容認する割合が8割近くに達したこともある。しかし、そうした機運が高まっている最中に、愛子さまはおこもりの大学生活を続けられてきた。
「成年皇族になられた後も、学業に専念するとして、取り立ててご公務は行われていません。昨年は、『愛子天皇』が実現する実質最後の分岐点でした。しかし、愛子さまが影を潜められた結果、愛子天皇待望論がうねりを起こすよりも先に、有識者会議が、悠仁さままでの皇位継承順を“ゆるがせにしてはならない”という最終報告書を提出した。これにより、愛子天皇実現の可能性は事実上、消滅しました」(皇室ジャーナリスト)
それでも、愛子さまの将来は不安定だ。もし結婚したら、民間人になられるのか。それとも、皇室に残って公務を続けられるのか──その結論はまだ出ていない。
「それでも、愛子さまは両陛下をお支えになることを最優先に考えられています」(前出・宮内庁関係者)
強いご決意には頭が下がる思いだ。コロナ禍が終焉に向かい、愛子さまがのびのびと学生生活を送られる日がやってくることを願ってやまない。
※女性セブン2022年5月12・19日号