しかし、菅田には小松との結婚を急ぐ理由があった。
「菅田さんは小松さんにべた惚れで、とにかくモテる小松さんを誰にも奪われたくないと、当初から結婚を念頭に置いていたようです。菅田さんは、2016年に初共演した頃から小松さんに惹かれていたようですが、2度告白しても小松さんの答えはノー。彼はそれでも諦めず、3度目の共演となった映画『糸』(2020年8月公開)でぐっと距離を縮めました」(前出・映画関係者)
交際がわかったのは、2020年3月で、2021年6月には同棲を始め、2021年11月に結婚を発表した。その後、ふたりの仕事は絶好調だ。菅田が主演した月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)は平均視聴率11.8%を記録する菅田の代表作に。一方の小松も、主演した映画『余命10年』が、2022年公開の邦画実写映画で興行収入ナンバーワンになるなど話題に事欠かない。
「結婚すると人気が低迷する俳優が少なくないなか、ふたりは着実に成果を上げています。それも、菅田さんと小松さんに共通する、地に足のついた考え方によるものでしょう」(テレビ局関係者)
『糸』のロケ地で式を
結婚式、それは菅田にとってのケジメだったという。
「改めて、小松さんや自分の親族に感謝の気持ちを伝える場を設けたいと思っていたようです。仕事の合間を縫って1月頃から式場探しを本格化させ、参列する親族が住む場所などを考慮して、北海道・函館に決めたそうですよ。なんといっても函館は、ふたりの代表作『糸』のロケ地でもありますからね」(前出・菅田の知人)
結婚式の参列者は全員和装。紋付袴と白無垢に身を包んだふたりは、親族のみ20名ほどの参列者の前に姿を見せた。しかし、どれだけひっそりと式を挙げても目立ってしまうのがスターの宿命。同じ日に式を挙げた夫婦やその親族は、すぐに菅田と小松に気がついたという。
「参加していたかたが全員和装だったので、かなり遠目からでも目立っていました。菅田さんの弟さんらしきかたがカメラマンを務め、和気あいあいとした様子で、両家のご親族は皆仲がよく、笑顔に溢れていました。なにより小松さんの白無垢姿からは目が離せませんでした。透き通るような肌が際立っていて……あの美しい姿は一生忘れません」(通りかかった人)