フェラーリをオークションに出したことも

広岡氏は辛抱強さも求めた(写真は愛車のフェラーリの横に立つ新庄氏。2001年)

 選手の起用法についてはどうか。新庄監督は4月10日の楽天戦でエースの上沢直之を中4日で先発させた後に、先発ローテーションの中4日構想にも言及したが、その後は中5日、中6日などでの登板を交えるかたちとなっている。

「メジャーは中4日ですよ。だから球数制限をする。それが日本では中6日で1週間に1回投げるだけなのに、完全試合するような選手が1週間で疲れが抜けないというのは本当かね。 そんなのはプロではありません。新庄の言った中4日構想は正論でしょう。ただ、ローテーション投手は平等に回すのが原則。そうすることで嫌なチーム、苦手なチームとも対戦するから、そいつが勉強を始めるんです。相性が悪いからとか、球場がイヤだからと外していけば、嫌なチームの時に病気になるようなピッチャーになってしまう。

 とにかく、日本ハムの球団としては話題性があれば勝っても負けてもいいんですよ。お客さんが来ればいいだけ。新庄も今の調子では1年で終わりになる。もっと話題になるように頑張ってもらいたい」(広岡氏)

 期待に応える上昇曲線をここから描けるだろうか。

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