芸能

吉高由里子も大河で抜擢!過去に大物女優たちはどんな紫式部を演じてきたのか?

吉高

吉高由里子が紫式部役に

 2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』の主人公・紫式部役に起用されたのは、女優・吉高由里子(33才)だ。過去、多くの大物女優が努めてきた紫式部という役。女優たちはどんな紫式部を演じてきたのか。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 2024年度の大河ドラマで吉高由里子が紫式部を演じるということで話題になっている。

 これまでの大河ドラマの中では二番目に古い時代が舞台で、生没年もはっきりしていない人物が主人公など、かなり斬新な内容になることは間違いない。

 実はこれまでにも紫式部は、しばしば映像作品に登場している。そこに共通するのは、どの作品でも大物女優が演じているということ。生田斗真が光源氏を演じて注目された2011年の映画『源氏物語 千年の謎』は衝撃的だった。なにしろ、始まりがいきなり紫式部(中谷美紀)のラブシーン! その相手が名乗った名前が、物語のカギになるのである。

 やがて宮中に召し出された紫式部は、今を時めく権力者・藤原道長(東山紀之)から、「帝のお心をとらえるのだ。そなたの筆で」と命じられる。紫式部の眉毛はくっきりと吊り上がり、覚悟と決意が現れている。だが、その強さ秘められたものにあの陰陽師・安倍晴明(窪塚洋介)も戦くのである。

 また、天海祐希がモテモテ光源氏を演じた2001年の映画『千年の恋 ひかる源氏物語』では、日本を代表する映画女優・吉永小百合が紫式部役。牛車に乗り、御簾から都の様子を眺めつつ、「この世のことはかりそめぞ」とつぶやく紫式部は、「わしは満月じゃ」と栄華を誇る道長(渡辺謙)に従い、物語を綴る。

 ここで忘れられないのは、国民的女優・森光子が清少納言役で登場したことだった。「春は…あけぼの」とぽつりとつぶやくだけで、かなりの迫力。紫式部は『紫式部日記』に「清少納言こそしたり顔…」などと、書いている。しかも清少納言も、道長を「いい男」と思っていた!? こりゃ、大変だとドキドキする。

関連キーワード

関連記事

トピックス

“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン