長男の健之介さん(左)と妻の門倉凛(右。写真/マーベラス提供)
健之介さんと門倉の出会いは約2年前。海外に留学していた健之介さんが、夏休みで一時帰国している間に新型コロナの感染が拡大、日本に留まることを余儀なくされたときのことだった。
「20年前に現役を引退して以来、私はプロレスの現場からは離れていました。ただ、コロナの影響で、興行の現場が厳しい状況に置かれていることを知って、何かできることはないだろうかと。そこで、女子プロレスの各団体が垣根を越えて集まる組織『アッセンブル』を立ち上げて、お手伝いをすることに。映像の編集ができる健之介の手も借りたんですが、そこが出会いになったのかな。当時から『いまの女子プロレスにはきれいな人が多い』って言っていましたが、それが凛ちゃんのことだったのかもしれません」
その後、健之介さんは日本でリモート授業を受けながら海外の大学を卒業。コロナ禍が収束した後には海外で仕事をする予定だそう。
「新婚早々“遠距離婚”になってしまうかもしれないけど、ふたりに聞いたらそれは問題ないと。遠く離れても、チャットとかテレビ電話でコミュニケーションは取れるって言うんです。私たちの時代とはずいぶん違うみたいですね」
当初、長男の結婚に誰よりも動揺していたのは健介だったという。
(後編に続く)
撮影/平野哲郎
※女性セブン2022年6月2日号