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免許返納促進に日本ボクシング連盟・山根明元会長「高齢者のこと何もわかっとらん」

毎日朝から晩までハンドルを握っているという

毎日朝から晩までハンドルを握っているという

 5月13日から75歳以上のドライバーの免許更新に「運転技能検査(実車試験)」が加わることになった。「認知機能検査」を受ける義務もあり、免許更新のハードルが上がっている。これに対して「高齢者のことを何もわかっとらん」と気炎を上げるのが、2018年の会長辞任騒動の際には、強烈なキャラクターが話題になった日本ボクシング連盟第12代目会長の山根明氏(82)。サングラスにハットのお馴染みのスタイルでこう語る。

「ボクは今年83歳になるけど、運転が好きやからね。毎日、朝から晩までセンチュリーのハンドルを握っていますよ。不安はないか? 不安なら朝から晩まで運転をやらんでしょう。車庫入れも得意ですよ」(山根氏、以下同)

 26歳で運転免許証を取得した山根氏は、日本ボクシング連盟の会長時代も公務以外は自分でハンドルを握ってきた。

「免許の更新で高齢者講習に行った時、高齢者たちの前で手を挙げて、『常に運転していない者が乗るから事故になるんちゃうますか』と教官に聞いたことがあるんですよ。明確な答えは返ってきませんでしたが、ボクは高齢者には週に何時間かの車の運転を義務づけるべきやと思うんです」

 山根氏は「国がドライブレコーダーを無料で配布するなどして、免許の更新時に運転実態のデータを提出させたらええんです」と提案する。

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