都会のデート時、ドアを開け車に乗り込む海老蔵だが、「パパ活」などの証言も飛び出した
新機軸が新規ファンを掘り起こした
團十郎襲名を半年後に控えて不安は募る一方、前出の歌舞伎関係者は「少しずつ変化が見られる」と明かす。
「女性関係を報じられたことがこたえたのか、SNSなどから距離を置き始めました。毎晩のように数時間かけて生配信を行っていた、動画に特化したSNS『TikTok』には、報道以降、一切触れてもいません。さらに、本人や家族のプライベートの様子を公開していた自身のYouTubeチャンネルの数百本の動画も、ほとんどを非公開にしました」(前出・歌舞伎関係者)
変化の理由は、長男・勸玄くん(9才)が、海老蔵と同時に「八代目市川新之助」を襲名することにある。
「團十郎」という大名跡は、「海老蔵」の次に襲名する名前だ。その伝統は、初代團十郎から連綿と続く。加えて、十二代目からはまず「新之助」を名乗り、その後、「海老蔵」「團十郎」と襲名している。いうなれば、「新之助」として技術を磨き実績を積むことが、将来「大名跡・團十郎」を名乗る上で重要な要素なのだ。それは、今後の歌舞伎界を担っていく勸玄くんにとっても同様で、新之助襲名は、絶対に失敗できないポイントだ。
「常々、海老蔵さんは“勸玄の襲名だけは絶対に成功させたい。そのためなら、自分は團十郎にならなくてもいいくらいだ”と話していました。それだけ、海老蔵さんの視線は歌舞伎界と成田屋の将来に向けられています。
さらに言えば、周囲からの勸玄くんへの期待値も高い。演技のセンスもよく才能豊かな上、演じることを楽しんでいて、稽古にも熱心に取り組んでいます。将来は海老蔵さん以上の“歌舞伎界のプリンス”になる、梨園の希望と言っていい存在です。新之助襲名は、その道程の第一歩なのです」(海老蔵の知人)
海老蔵自身も、その大きな可能性をひしひしと感じている。だからこそ、将来の團十郎である勸玄くんを後押ししようとする思いが強いという。
「延期前、襲名披露公演は3か月間の予定でした。それが、この年末は2か月に短縮されています。来年の春先ならば、変わらず3か月間の公演を行えた。年内にこだわったのは、海老蔵さんの“早く襲名させてあげたい”という意向が強かったようです。
というのも、延期されていた2年半は、まだ幼い勸玄くんにとってはかなりの期間です。小学2年生が4年生になるということは、体にも心にも大きな変化がある。役者の年齢にあった演目や役柄も当然あります。もともと、勸玄くんは襲名披露公演で『外郎売』を披露する予定でしたが、変更されることが決まっています」(前出・歌舞伎関係者)