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KDDI通信障害の影響を受けた達川光男氏「やっぱり固定電話が頼りになる」

一連の騒動について会見するKDDIの高橋誠社長(時事通信フォト)

一連の騒動について会見するKDDIの高橋誠社長(時事通信フォト)

「携帯は便利でいいと思っていたけど、便利さだけではダメだね。固定電話が頼りになるよ。やっぱり地に足をつけて生活していないとイカンね」

 そう語ったのは、本誌・週刊ポストでもお馴染みのプロ野球・広島OBで野球評論家の達川光男氏だ。

 7月2日、野球関連取材のために記者が達川氏の携帯に電話したところ、ピッと音がして切れてしまうことが繰り返された。翌日夕方、「082(広島の市外局番)」から始まる番号から着信があり、出たところ達川氏が冒頭の嘆きを口にしたのである。

 達川氏の契約する携帯が、「au」だった。

「いやいや参ったよ。ホント全然つながらなくて……。ふと携帯を見たら(記者の番号から)着信があったと表示されたから、自宅から掛けたのよ。固定電話があってよかったわ」(達川氏)

 7月2~5日の計86時間以上にわたった(auを運営する)KDDIの通信障害。影響が及んだ回線数は最大約3915万回線にのぼった。

 ITジャーナリストの三上洋氏が解説する。

「原因となったのはルーターと呼ばれるネットワークの接続装置の交換作業です。作業のなかでミスがあり、警報が鳴った。15分後に再接続したのですが、停止中に溜まった接続要求がルーターに殺到。パンクしました。専門用語で『輻輳(ふくそう)』と呼ばれる状態です。加入者データベースでも輻輳が発生するなど、どんどん事態が悪化してしまった」

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