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反町隆史、『オールドルーキー』で際立つ存在感 GTOが“理想の上司”となるまで

反町隆史の存在感が光る

反町隆史の存在感が光る

 綾野剛(40才)の好演で話題を呼ぶTBS日常劇場『オールドルーキー』。綾野以外にも、注目を集めているのが反町隆史(48才)だ。ネットでも話題を呼ぶ反町の演技についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 日曜劇場『オールドルーキー』で反町隆史の存在が光っている。

 物語は、プロサッカー選手で元日本代表の新町(綾野剛)が、チームの解散で仕事を失い、高柳社長(反町)率いるスポーツマネジメント会社ビクトリーで有望なアスリートとマネジメント契約を勝ち取るため、奮闘するというもの。

 サッカーしかしてこなかった新町は、書類作成も交渉事もまったくできないが、アスリートの心だけはよくわかる。ある時は、「CMのギャラは5000万円」などと言い放つ後輩のスター選手のわがままに翻弄されながらも、彼の試合を分析し、的確な練習相手などを探して、信頼を獲得する。ある時は厳しい父の指導によりスケートボードで素晴らしい才能を見せる9歳の女の子が、海外に出たいと思っていることを見抜き、彼女の国内での活動のマネジメントを引き受けることに成功する。

 ここで重要なのは、高柳が、新町に期待せず、切り捨てもアリという冷淡な態度だったこと。そして、新町の心に「現役復帰」の望みがあったことだ。しかし、第四話では、プロテストを受けた新町は不合格。すると、ビクトリーの面々や旧知の仲間たちにより、草サッカーで「引退試合」が実現するのだ。

 そこには笑顔の高柳の姿も。もともと新町の妻で元アナウンサーの糸山果奈子(榮倉奈々)の大ファンという高柳は、彼女が会社に夫の弁当を届けに来るというだけで大興奮。それまでのクールなイメージとはまったく違うはしゃぎぶりを見せたのだった。こうなると、高柳の人間像にもますます興味がわいてくる。

 反町隆史の長年のファンならば、2007年のドラマ『ドリーム☆アゲイン』を思い出す人も多いと思う。

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