芸能

【5時間独占告白】TKO木本武宏が引っかかった「すごい会長しか触れない土地がある」という儲け話【全4回の3回】

5時間以上にわたって真相を明かした木本。FX投資話のほかにも不動産投資話が

5時間以上にわたって真相を明かした木本。FX投資話のほかにも不動産投資話が

 連日、報道され続けているお笑い芸人TKOの木本武宏(51)の“金銭トラブル”。後輩芸人を巻き込み、被害総額は約7億円とも報じられているが、多くの疑問点も残ったままだ。今回、木本が女性セブンのインタビューに応じ、5時間以上にわたって騒動の真相を初めて語った。第1回第2回では、20代の自称FXトレーダーA氏との金銭トラブルについて明かした木本。しかし、それで大きな損失を被った木本は、別の投資話を持ちかけられ、さらなる窮地に追い詰められることになる。【全4回の第3回。第1回から読む

 * * *
 FXの架空取引で9人の仲間の損失をかぶって多額の借金を抱えた彼に、別の投資話が持ちかけられたのは2020年12月。自称・トレーダーA氏が姿を消してから1か月後のことだった。

「ここからが、もっと馬鹿な話になるんですが、これまでの騒動を外から見ていたB氏という男がいるんです。会社を経営している7~8年前からの飲み仲間で、前から頑張っているなあと思っていたくらいだったんです。A氏が飛んだ後、そのB氏から『実は僕もAに金を預けていたんです』と言われて『お前も預けてたんや!』って話になって、お互いに相談するようになったんです」

 B氏はA氏の件で被った損失を「勉強代だと思ってます」と言い、木本にこう切り出した。「実は僕、不動産投資をやっていて、ちょっと今いい感じなんですよ」

 普段なら疑ってかかるような話も、追い詰められていた木本には正常な判断ができなくなっていた。

「以前のB氏は特に稼いでいる感じもなかったんですけど、ある時からものすごい羽振りが良くなったんですよね。そんな成功してんねやって感心して、話を聞くと『実は僕の知り合いにすごい会長がいて、その人しか触れない土地というのがあるんです。年に何回かその案件に参加させてもらえるんです』と」

 B氏の説明によれば、皆で資金を出し合って、土地を転売すれば短期間で利益が出る見込みがあるという。

「扱うのが不動産なので、はっきりとした利回りは言えないと言いつつ『下手したら倍とか50%とかそんなんもありえる』と巧妙な言い方をするんです。それで僕は『マジか!?』ってなって」

 実際にそれなりの額を別の投資家が出すと高額の配当があった。

「利回りがついて、すぐに結果が出たんです。さらに次の案件がもう来ていると言われて、迷いはありませんでした。年に2回くらいしかない話だと言うので、自分も『お金を増やしたい』と思ってしまったんです」

 すっかりB氏を信用していた木本は、FXで損失を出したメンバーにも「返金の足しにするために(不動産)投資をやってみる」と話した。すると、何人かが「それなら自分たちも」となり、自らB氏に出資したり、木本に資金を預ける人も。木本は自己資金1000万円をB氏に渡したが、すぐに成果を得ることはできなかった。

「B氏に具体的に土地の詳細を聞いても『たとえ木本さんでもそれは言えない』と言うんです。極秘案件で、話が漏れれば会長に切られてしまうと。しかも、土地の枠を埋めないと話が無くなってしまうと言われて焦りが募るばかりでした」

 最初のうちに利益が出たように見せかけて、搾り取って行く手口であれば詐欺の一種であるポンジスキームの疑いもある。だが、藁にもすがる思いだった木本には、B氏が救世主のように見えたという。木本を含めた4人から、総額5億円近い額がB氏に渡った。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン