スポーツ

「大谷翔平の凄さは見ていて笑っちゃう」石原良純が熱く語る“大谷愛”

活躍を続ける大谷翔平(写真は2018年の第59回報道写真展にて)

朝の情報番組で大谷翔平の活躍を熱く伝え続ける俳優・石原良純氏が、語る(写真は2018年の第59回報道写真展にて)

 不振が続くエンジェルスにあって、投打で大車輪の活躍を見せる大谷翔平への注目度はますます高まるばかりだ。月曜日のレギュラーコメンテーターを務める朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』で大谷翔平の活躍を熱く伝え続ける俳優・石原良純氏が、本場アメリカで次々に記録を塗り替える“ショータイム”の痛快さについて語る。

 * * *
 コロナ禍や戦争、不景気などの中で大谷翔平のニュースというのはもう、夢であり、希望でもあります。特に去年はホームランをバンバン打っていたから、「大谷は打ったのか、打たなかったのか」と、中継を観られない時もスマホでチェックするのがとても楽しみでした。

 今年はあまりホームランを打てていないけど、それでも1週間単位で大谷は必ず何かをやってくれる。ピッチングにバッティング、走塁。連敗ストッパーだったり、1試合で2本のホームランを打ったり。最近、これだけ世の中を沸かせてくれる人はなかなかいないんじゃないかな。

 僕も昔は野球が好きでした。試合が始まる時間にテレビをつけると野球場の景色が広がって、「おお、やってる、やってる!」というドキドキ感がかつてはあったじゃないですか。ところが今は、大谷一人だけでワクワクする。かつて味わっていたドキドキ感を、大谷1人で与えてくれるんです。僕はV9の巨人全盛時代に育ったオールド野球ファンだけど、遠のいていた野球観戦に久しぶりに戻してくれたんですね。

 僕は、「ベーブ・ルース以来」という話題はあまり意味がない気がしています。彼のプレースタイルというのは、メジャーとか、ベースボールとか、そういうごちゃごちゃした垣根を飛び越えている。だって、野球が好きな人間だったら、誰もが憧れる姿ですよ。

 味方が点を取らないから自分でタイムリーを打って勝ち投手になるなんて、そんなのは今や高校野球にもありません。それを世界一の舞台で体現してしまっている。しかも、やたらと足が早いからヘッドスライディングまでしちゃって、もうやっていることがめちゃくちゃで、その凄さは見ていて笑っちゃうくらい(笑)。なんで、こんなことしちゃうのって。

 野茂英雄もメジャーで凄かったと思うんです。日本人で本格的に活躍した第一号だから。でも大谷は、野茂と松井秀喜を超えている。一人で両方を超えちゃって、しかも大リーガーの誰もやっていないことをやってのける痛快さ。エンジェルスそのものはアメリカではマイナーな球団かもしれないけど、もう誰もが一目置かざるを得ない存在になっていますからね。どこかまだ、「これは本当のことなの?」と、半信半疑で見ているんじゃないですか。だって、おかしいんだもん、やっていることが(笑)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
”クマ研究の権威”である坪田敏男教授がインタビューに答えた
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン