次に警戒すべきエリアは…
国境を越えた天才研究者の出会いによって、精度を増しているというMEGA地震予測。そんな2人が「今後、地震を警戒すべき」として挙げるエリアがある。
最新の予測では、今後3か月以内に震度5弱以上の大きな地震が起きる可能性が最も高い地域が「東北地方」、その次が「北信越地方」「東海地方」だという。村井氏が解説する。
「東北では、地表の動きで、7月上旬に岩手県にある電子基準点『S大船渡』や、福島県の『二本松』で大きな異常が見られました。
北信越では、石川県の能登半島に歪みが溜まっており、6月19日の能登地方地震(最大震度6弱)の発生後もエネルギーは放出されきっていません。
東海では、静岡県の富士山に近い基準点『富士宮2』が隆起する一方、伊豆半島の基準点『賀茂』が沈降し、その高低差は6月上旬に危険水域である6cmを超えています。7月下旬に小地震が相次いだ静岡県東部地震の震源は『富士宮2』に近いこともあり、注意が必要です」
村井氏と郭博士による「MEGA地震予測」の警鐘をこれからも伝えていく。
※週刊ポスト2022年8月19・26日号