国内

渡辺恒雄氏が「極秘入院4か月」政財界の大物が入るVIP部屋での車椅子生活

昨年12月の「長嶋茂雄氏の文化勲章受賞祝う会」に出席していたが…(写真右下/共同通信社)

昨年12月の「長嶋茂雄氏の文化勲章受賞祝う会」に出席していたが…(写真右下/共同通信社)

 長嶋茂雄氏、緊急入院──その一報にメディアは大騒ぎになったが、長嶋の盟友もまた、ひっそりと入院生活を余儀なくされていた。読売新聞グループ本社主筆、渡辺恒雄氏(96)を襲った異変、そしてドン不在の影響を独占レポートする。【前後編の前編】

 東京都心の一等地に建つある大学病院。病床数は700を超え、40近い診療科は全て完全紹介制で、最先端の医療を求めて全国から患者が訪れる。

 この病院にいま、ひとりの“ドン”が極秘入院している。

「渡辺恒雄さんです。今年5月から入院しており、もう4か月になりますね。自力歩行はできず、院内は車椅子移動です。VIP中のVIPなので、院内でも一部の限られた人しか知りません」

 病院関係者がそう言って声を潜める。

 渡辺氏は百寿を控えてなお読売新聞グループ本社代表取締役主筆を務め、言論界や球界に君臨。時の政権にまで多大な影響力を及ぼす重鎮だ。

「今年は断固、再び優勝というつもりで頑張っていただきたい」

 今年3月23日、渡辺氏は3年ぶりに開催された読売巨人軍激励会に登壇し、眼光鋭く首脳陣と選手にハッパをかけた。

 6月9日に開催された元東京都知事・石原慎太郎氏の「お別れの会」では、安倍晋三元首相らと発起人に名を連ねた。

 その安倍元首相が暗殺され、9月6日には盟友の長嶋茂雄氏が緊急搬送されるなか、渡辺氏は表舞台に姿を見せず、不気味なまでに沈黙を貫く。安倍元首相の国葬には参列予定と報じられたが、肉声が届かない理由こそが、4か月に及ぶ極秘入院だった。

 別の大学病院関係者が語る。

「私が渡辺さんの姿を目撃したのは8月なかばのこと。その時は泌尿器科にいました。うちの泌尿器科は名門と名高く、腎臓がんと前立腺がんの症例数の多さは国内有数。名だたる名医が揃っています」

関連キーワード

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
お笑いコンビ「ガッポリ建設」の室田稔さん
《ガッポリ建設クズ芸人・小堀敏夫の相方、室田稔がケーブルテレビ局から独立》4月末から「ワハハ本舗」内で自身の会社を起業、前職では20年赤字だった会社を初の黒字に
NEWSポストセブン
”乱闘騒ぎ”に巻き込まれたアイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」(取材者提供)
《現場に現れた“謎のパーカー集団”》『≠ME』イベントの“暴力沙汰”をファンが目撃「計画的で、手慣れた様子」「抽選箱を地面に叩きつけ…」トラブル一部始終
NEWSポストセブン
母・佳代さんのエッセイ本を絶賛した小室圭さん
小室圭さん “トランプショック”による多忙で「眞子さんとの日本帰国」はどうなる? 最愛の母・佳代さんと会うチャンスが…
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン
自宅で
中山美穂はなぜ「月9」で大記録を打ち立てることができたのか 最高視聴率25%、オリコン30万枚以上を3回達成した「唯一の女優」
NEWSポストセブン
「オネエキャラ」ならぬ「ユニセックスキャラ」という新境地を切り開いたGENKING.(40)
《「やーよ!」のブレイクから10年》「性転換手術すると出演枠を全部失いますよ」 GENKING.(40)が“身体も戸籍も女性になった現在” と“葛藤した過去”「私、ユニセックスじゃないのに」
NEWSポストセブン
「ガッポリ建設」のトレードマークは工事用ヘルメットにランニング姿
《嘘、借金、遅刻、ギャンブル、事務所解雇》クズ芸人・小堀敏夫を28年間許し続ける相方・室田稔が明かした本心「あんな人でも役に立てた」
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《ラジオ生出演で今後は?》永野芽郁が不倫報道を「誤解」と説明も「ピュア」「透明感」とは真逆のスキャンダルに、臨床心理士が指摘する「ベッキーのケース」
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト