今年7月3日、武田氏の地元・福岡県の福岡市内で開かれた「武田氏を応援する新たな後援会の設立パーティー」の案内状

今年7月3日、武田氏の地元・福岡県の福岡市内で開かれた「武田氏を応援する新たな後援会の設立パーティー」の案内状

 案内状に「事務局」と書かれている番号に電話してみると、担当者は「純粋に武田先生を応援する会」だと言い、会費の使途については「私に訊かれても分からない、Xさんに訊いてほしい」とのことだった。

 実はこのXという人物、つい最近、別のことで話題になったことがある。『週刊新潮』9月8日号に「『GACKT』が信奉 『再生医療』の怪しい運営元」という記事が掲載された。体調不良で療養していた歌手のGACKTが再生医療のクリニックで治療を受け、再生医療を支援するプロジェクト発表会に出席するほど“信奉”しているという。そのクリニックの運営元がX氏なのだが、彼には2007年、大規模窃盗団の主犯格で逮捕された過去があった。被害は210件、総額で1億8800万円に上ったと新潮は報じている。

 当時事件を取材していた地元紙記者は言う。

「高級外車や貴金属を住宅から大量に盗んで販売しようとしたとして窃盗団グループ15人が一斉検挙されましたが、Xはその主犯格で、盗品を販売する会社の設立まで計画していたそうです。関係者から『今は更生して再生医療の分野で頑張っている』と聞いていました」

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は言う。

「罪を償った以上、そのことを闇雲に掘り返すべきではないが、政治家の後援会長として金集めをし、その使途をめぐって疑問が持たれているなら話は別です。このX氏はもとより、その会に出席していた武田氏にも説明する責任があるでしょう」

「事務所としても迷惑」

 X氏に尋ねると、顧問弁護士を通じて回答があった。

「X氏が食事の参加者から入会金及び参加費を徴収したことは事実ですが、これは武田良太先生を知る経営者らの情報交換及び懇親を目的とする会のため徴収したものです。参加メンバーにおいて、武田良太先生を支持する、推薦する、選挙応援を行なう等の、政治活動を行なう予定はございませんので、政治資金規正法上の政治団体ではありません。

 なお、X氏は徴収した参加費及び入会金の残額については今後の懇親費用にあてる予定でした」

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