芸能
ぽっちゃり子役・細山さん

ぽっちゃり子役・細山クン 慶応卒、ゴールドマンサックス勤務「年収1000万円」超え捨て起業準備中 いじめ経験から得た信念とは

ぽっちゃり子役だった細山クン(写真/藤岡雅樹)

ぽっちゃり子役だった細山クン(写真/藤岡雅樹)

 20年ほど前、教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ)や子供向けバラエティ番組『おはスタ』(テレビ東京)などで活躍していた、丸ぽちゃ体型にメガネの男の子がいた。“細山クン”こと細山貴嶺(たかね)さん(27)だ。蝶ネクタイにサスペンダーといったオシャレな衣装が、ちょっと生意気なお坊っちゃまキャラによく似合っていた。今ではすっかりテレビで見なくなってしまったが、細山さんのその後はどうなっているのだろうか。東京都内で細山さんに会って話を聞いた。

 * * *
 27歳になった細山さんは、誰だかわからないほどスッキリと痩せていた。本当にあの細山クン!? 格好いい、爽やかイケメンに変身している。

「ピークの体重は108キロあったのですが、中学3年のときに一念発起してダイエットを始め、ランニングなどの運動と食事制限、レコーディング(食事の記録)で、高校1年のときには夏休みの2か月で30キロ落としました。夏休みが明けて登校したら、『転入生がいる』と思われたほど容姿が変わって(笑い)。その後、63キロまで落としたのに、大学受験のストレスで80キロ台まで増え、入学後にまたダイエットして……などと激しく増減を繰り返し、今は173センチ、58キロです」

幼少期の様子(細山さん提供)

幼少期から丸ぽちゃ体型(細山さん提供)

 両親の方針で小学校からインターナショナルスクールに通い、大学は慶應義塾の法学部政治学科に見事、現役合格。高学歴でこの容姿、しかも元芸能人となれば、大学時代はモテてしょうがなかったに違いない。

「全然モテませんでした(笑い)。モテたい気持ちもあってダイエットしたので、期待していたんですけどね。大学時代は合コンも一度も行きませんでした。僕はガツガツしていない草食系で奥手だし、どちらかというと3枚目キャラなので、どうも女性には男の子として認識されないタイプみたいです」

 大学時代にはカリフォルニア大学サンディエゴ校に1年留学。もともと英語は得意なうえ、さらに磨きをかけた。帰国後は大学卒業と同時に芸能界を引退し、米国系金融機関、ゴールドマン・サックス(GS)証券に就職。六本木ヒルズで英語を駆使して働く、バリバリのエリートビジネスマンに変身していたのだ。

「オペレーションズ部門(業務統括本部)で日本国債の決済などの業務を担当していました。ただ、3年弱で外資系生命保険会社傘下の資産運用会社に転職したんです。GSではバックオフィス業務(後方支援)だったので、トレーダーやリサーチ、セールスなど顧客と関わるフロント職で、実際にビジネスを動かす仕事をしたいと思い、在籍中に米国証券アナリスト(CFA)の1次試験に合格しました。

 ところが、GSでは試験で学んだことを活かすことができず、活かせる仕事がしたいなあと思っていたところ、エージェントから声をかけていただいたんです。資産運用会社では証券アナリストとして大企業などの資産運用を手がけ、年収はGS時代の910万円から950万円に上がり、直近では1000万円以上でした」

関連記事

トピックス

中村雅俊が松田優作との思い出などを振り返る(撮影/塩原 洋)
《中村雅俊が語る“俺たちの時代”》松田優作との共演を振り返る「よく説教され、ライブに来ては『おまえ歌をやめろよ』と言われた」
週刊ポスト
レフェリー時代の笹崎さん(共同通信社)
《人喰いグマの襲撃》犠牲となった元プロレスレフェリーの無念 襲ったクマの胃袋には「植物性のものはひとつもなく、人間を食べていたことが確認された」  
女性セブン
大谷と真美子夫人の出勤ルーティンとは
《真美子さんとの出勤ルーティン》大谷翔平が「10万円前後のセレブ向けベビーカー」を押して球場入りする理由【愛娘とともにリラックス】
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(秋田県上小阿仁村の住居で発見されたクマのおぞましい足跡「全自動さじなげ委員会」提供/PIXTA)
「飼い犬もズタズタに」「車に爪あとがベタベタと…」空腹グマがまたも殺人、遺体から浮かび上がった“激しい殺意”と数日前の“事故の前兆”《岩手県・クマ被害》
NEWSポストセブン
「秋の園遊会」でペールブルーを選ばれた皇后雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《洋装スタイルで魅せた》皇后雅子さま、秋の園遊会でペールブルーのセットアップをお召しに 寒色でもくすみカラーで秋らしさを感じさせるコーデ
NEWSポストセブン
11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。千葉のビジネス専門学校へ入学しようと考えていたという
「『彼女がめっちゃ泣いていた』と相談を…」“背が低くておとなしい”浅香真美容疑者(32)と“ハンサムな弟”バダルさん(21)の「破局トラブル」とは《刺されたネパール人の兄が証言》
チャリティーバザーを訪問された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《4年会えていない姉への思いも?》佳子さま、8年前に小室眞子さんが着用した“お下がり”ワンピで登場 民族衣装のようなデザインにパールをプラスしてエレガントに
NEWSポストセブン
約2時間30分のインタビューで語り尽くした西岡さん
フジテレビ倍率2500倍、マンション購入6.2億円…異色の経歴を持つ元アナ西岡孝洋が明かす「フジテレビの看板を下ろしたかった」本当のワケ
NEWSポストセブン
佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
医師がおすすめ!ウイルスなどの感染症対策に大切なこととは…?(写真はイメージです)
感染予防の新常識は「のどを制するものが冬を制する」 風邪の季節に注意すべき“のど乾燥スパイラル”とは?
NEWSポストセブン
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン