芸能

中森明菜、紅白出場に暗雲 事務所移籍で混乱、優れぬ体調「やっぱり人前に立てない」

「S・Aプロジェクト」が進行中

「人前に立つのが怖い」

 今年も残すところ2か月ほど。年末の『NHK紅白歌合戦』の司会者も発表され、出場歌手にも期待が膨らむ。なかでも出場が最も期待されている1人が、中森明菜(57才)だ。今年デビュー40周年を迎えた彼女が最後に紅白に出場したのは2014年で、年末に姿を見せれば8年ぶりの紅白となる。NHKとしても番組の目玉となる歌姫であり、すでに複数のメディアが「明菜に紅白出場のオファーが出された」と報じている。

 この4月には、NHKが『中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』を放送して好評を博し、11月4日にはBS-TBSが『中森明菜デビュー40周年 女神の熱唱!喝采は今も』を放送する予定もあり、“明菜ブーム”の再燃を喜ぶファンの声は日増しに大きくなっている。「明菜が紅白に出る可能性はかなり高い」(芸能記者)とも囁かれるが、ここにきて、どうも雲行きが怪しくなっているという──。

 明菜は1982年にシングル『スローモーション』でデビュー。同期には、小泉今日子(56才)や松本伊代(57才)、早見優(56才)らがいる「花の82年組」だ。スター揃いのなかでも彼女はずば抜けた人気を誇り、『少女A』は有線放送ランキング最高位2位、トップ10に11週ランクインし、『DESIRE-情熱-』は『ザ・ベストテン』初登場以降7週連続1位という驚異的な記録を叩き出した。

 低音でしっとり聴かせる歌唱力にも定評があり、日本レコード大賞を2度も受賞。一方で、精神的な不安定さも抱えていた。

「1989年7月に当時交際していた近藤真彦さん(58才)の自宅マンションで自殺未遂騒動を起こし、一時的に芸能活動を休止。2000年代には金銭問題や事務所トラブルが立て続けに起き、体調もすぐれませんでした。自宅に引きこもるような時期もありましたが、レコーディングで狭い日本を抜け出して海外に出るなど、リフレッシュしていたときもあったようです」(音楽関係者)

 レコード会社も『少女A』『禁区』『北ウイング』を出すなどデビューから長年蜜月関係にあった「ワーナーミュージック」を離れ、20周年を迎えた後には、一時的にインディーズレーベルから曲を出したこともあった。

「彼女は徹底した完璧主義者で妥協ができないタイプです。年齢とともに音楽性も変化し、洋楽寄りになって実験的な曲が増えました。他方で体調がなかなか回復せず、2017年末のディナーショー出演を最後に活動休止状態になりました」(前出・音楽関係者)

 以降、5年にわたり沈黙を続けていた明菜だったが、今年8月末、突然動き出す。所属事務所が「FAITH」から「HZ VILLAGE」に変わったことを報告。そこは新たに設立した事務所で、明菜自ら代表取締役に就任した。同時に公式Twitterも立ち上げてファンにこんなメッセージを送った。

《長い間、ご心配をおかけしており申し訳ありません。ほんの少しですが、体調が良くなってきましたので、この度、お手紙を書かせていただこうと思いました。(中略)デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりましたが、まだ万全な体調とは言えません。ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉しいです》

 この復帰宣言に、明菜を待ちわびていたファンは歓喜した──はずだった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

中国でも人気があるキムタク親子
《木村拓哉とKokiの中国版SNSがピタリと停止》緊迫の日中関係のなか2人が“無風”でいられる理由…背景に「2025年ならではの事情」
NEWSポストセブン
トランプ米大統領によるベネズエラ攻撃はいよいよ危険水域に突入している(時事通信フォト、中央・右はEPA=時事)
《米vs中ロで戦争前夜の危険水域…》トランプ大統領が地上攻撃に言及した「ベネズエラ戦争」が“世界の火薬庫”に 日本では報じられないヤバすぎる「カリブ海の緊迫」
週刊ポスト
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン
新大関の安青錦(写真/共同通信社)
《里帰りは叶わぬまま》新大関・安青錦、母国ウクライナへの複雑な思い 3才上の兄は今なお戦禍での生活、国際電話での優勝報告に、ドイツで暮らす両親は涙 
女性セブン
東京ディズニーシーにある「ホテルミラコスタ」で刃物を持って侵入した姜春雨容疑者(34)(HP/容疑者のSNSより)
《夢の国の”刃物男”の素顔》「日本語が苦手」「寡黙で大人しい人」ホテルミラコスタで中華包丁を取り出した姜春雨容疑者の目撃証言
NEWSポストセブン
石橋貴明の近影がXに投稿されていた(写真/AFLO)
《黒髪からグレイヘアに激変》がん闘病中のほっそり石橋貴明の近影公開、後輩プロ野球選手らと食事会で「近影解禁」の背景
NEWSポストセブン
秋の園遊会で招待者と歓談される秋篠宮妃紀子さま(時事通信フォト)
《陽の光の下で輝く紀子さまの“レッドヘア”》“アラ還でもふんわりヘア”から伝わる御髪への美意識「ガーリーアイテムで親しみやすさを演出」
NEWSポストセブン
ニューヨークのイベントでパンツレスファッションで現れたリサ(時事通信フォト)
《マネはお勧めできない》“パンツレス”ファッションがSNSで物議…スタイル抜群の海外セレブらが見せるスタイルに困惑「公序良俗を考えると難しいかと」
NEWSポストセブン
中国でライブをおこなった歌手・BENI(Instagramより)
《歌手・BENI(39)の中国公演が無事に開催されたワケ》浜崎あゆみ、大槻マキ…中国側の“日本のエンタメ弾圧”相次ぐなかでなぜ「地域によって違いがある」
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《24歳の誕生日写真公開》愛子さま、ラオス訪問の準備進めるお姿 ハイネックにVネックを合わせて顔まわりをすっきりした印象に
NEWSポストセブン
韓国・漢拏山国立公園を訪れいてた中黒人観光客のマナーに批判が殺到した(漢拏山国立公園のHPより)
《スタバで焼酎&チキンも物議》中国人観光客が韓国の世界遺産で排泄行為…“衝撃の写真”が拡散 専門家は衛生文化の影響を指摘「IKEAのゴミ箱でする姿も見ました」
NEWSポストセブン