芸能

声優・高野麻里佳 アーティスト、役者と多方面の仕事を続ける先に見据える「声優として叶えたい大きな夢」を語る

マルチに活動する高野だが「私のメインのフィールドは声のお仕事」とも(写真/五十嵐美弥)

マルチに活動する高野だが「私のメインのフィールドは声のお仕事」とも(写真/五十嵐美弥)

 10月より放送されているアニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』、略して『ビステマ』。2018年より小説投稿サイト『小説家になろう』で連載され、コミカライズもされている今季注目作品の一つである。この人気アニメのEDテーマを担当するのが声優・高野麻里佳。EDテーマ曲『LOVE&MOON』は、彼女にとってはソロアーティストとして3枚目のシングルでもある。

 声優としては『ウマ娘 プリティーダービー』サイレンススズカ役などの代表作を抱えつつも、アーティスト活動や実写映画出演などマルチに活動する彼女だが、素顔の高野はとても“チャーミング”だ。この日、インタビュー前に行なわれた撮影でも「私、猫を4匹飼っているんですよ~」とニコニコしながら話す様子にスタッフ一同、思わず頬をほころばせた。

「1匹はまだまだ子猫なんですが、よく私の足を舐めるんですよ。『汚いから駄目だよ~』って言うけど全然やめてくれないんです。もしかしたら、何かのメッセージなんじゃないかと思って、心配になって調べてみたら“お腹がすいているとき”や“甘えたいとき”、“ただ舐めたいとき”って出てきたんです。

 ご飯を食べた後も舐めてくるので、ははーん、甘えたいのかただ舐めたいだけだな? って安心したので、受け入れることにしました。あ、でもやっぱり汚いですかね?(笑)」

 彼女のおかげで和やかな雰囲気で始まったインタビューだが、いざ始まると真剣な眼差しで「声優として叶えたい大きな夢がある」と、いまの心境を打ち明けた。

 まず、彼女が話したのは10月12日に発売されたばかりの新曲『LOVE&MOON』に込めた思いについて。

「2021年2月のソロデビューから約2年。活動がしづらい時期だったにもかかわらず、こうして3枚目のシングルを出すことができたのはファンの皆さんやスタッフさんなど、いろいろな方に支えてもらったおかげだとすごく感じています。

『LOVE&MOON』は高野的にもすごく気合の入った1枚に仕上がっています。私が等身大で歌うことのできる1曲になっていて、タイトル通り上質な『愛』をテーマにしているんです。

 もともと1stアルバム『ひとつ』に収録する予定の曲だったのですが、アルバムで同じテーマは1曲だけと決まっていたので、別のタイミングでしっかりと歌いたいとずっと思っていた曲です。PVでは『ラブ』をイメージしたピンクの衣装を着てみたり、細かいところにもこだわっています。私もひと“耳”惚れした一曲なので、放送中の『ビステマ』とあわせて楽しんでもらえると嬉しいです」

 高野は2015年に放送されたアニメ『それが声優!』から誕生した声優ユニット『イヤホンズ』として、高橋李依・長久友紀とともにグループとしてのアーティスト活動を約8年続けている。高野に音楽活動は切り離せない存在となっているが、「目標にしているアーティストはいるか」と聞くと意外な答えが返ってきた。

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗「アラフォーでも美ボディ」スタートさせていた“第2の人生”…最中で起きた波紋
NEWSポストセブン
音楽業界の頂点に君臨し続けるマドンナ(Instagramより)
〈やっと60代に見えたよ〉マドンナ(67)の“驚愕の激変”にファンが思わず安堵… 賛否を呼んだ“還暦越えの透け透けドレス”からの変化
NEWSポストセブン
石破茂・首相の退陣を求めているのは誰か(時事通信フォト)
自民党内で広がる“石破おろし”の陰で暗躍する旧安倍派4人衆 大臣手形をバラ撒いて多数派工作、次期政権の“入閣リスト”も流れる事態に
週刊ポスト
1999年、夏の甲子園に出場した芸人・とにかく明るい安村(公式HPより)
【私と甲子園】1999年夏出場のとにかく明るい安村 雪が降りしきる母校のグラウンドで練習に明け暮れた日々「甲子園を目指すためだけに高校に通った」 
女性セブン
クマ外傷の専門書が出版された(画像はgetty image、右は中永氏提供)
《クマは鋭い爪と強い腕力で顔をえぐる》専門家が明かすクマ被害のあまりに壮絶な医療現場「顔面中央部を上唇にかけて剥ぎ取られ、鼻がとれた状態」
NEWSポストセブン
小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン
ジャーナリストの西谷格氏が新疆ウイグル自治区の様子をレポート(本人撮影)
《新疆ウイグル自治区潜入ルポ》現地の人が徹底的に避ける「強制収容所」の話題 ある女性は「夫は5年前に『学習するところ』に連れて行かれ亡くなりました」
週刊ポスト
会見で出場辞退を発表した広陵高校・堀正和校長
《海外でも”いじめスキャンダル”と波紋》広陵高校「説明会で質問なし」に見え隠れする「進路問題」 ”監督の思し召し”が進学先まで左右する強豪校の実態「有力大学の推薦枠は完全な椅子取りゲーム」 
NEWSポストセブン
起訴に関する言及を拒否した大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平、ハワイ高級リゾート開発を巡って訴えられる 通訳の次は代理人…サポートするはずの人物による“裏切りの連鎖” 
女性セブン
スキンヘッドで裸芸を得意とした井手らっきょさん
《僕、今は1人です》熊本移住7年の井手らっきょ(65)、長年連れ添った年上妻との離婚を告白「このまま何かあったら…」就寝時に不安になることも
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
《広陵高校、暴力問題で甲子園出場辞退》高校野球でのトラブル報告は「年間1000件以上」でも高野連は“あくまで受け身” 処分に消極的な体質が招いた最悪の結果 
女性セブン
広陵野球部・中井哲之監督
【広陵野球部・被害生徒の父親が告発】「その言葉に耐えられず自主退学を決めました」中井監督から投げかけられた“最もショックな言葉” 高校側は「事実であるとは把握しておりません」と回答
週刊ポスト