森友哉はオリックスと巨人の争奪戦になりそうだが、仮に巨人に来た場合、大城や小林の出番は確実に減るだろう。
「大城は年々守備面も良くなっているし、今季2割6分6厘、13本塁打、43打点です。規定打席には達していませんが、いずれもセ・リーグのキャッチャーの中でトップクラスの数字です。指導力に定評のあるデーブこと大久保博元打撃コーチの就任で、打力がさらにアップする可能性もある。森は2019年に首位打者を獲得していますし、昨年も3割を打っていますが、今季は2割5分1厘、8本塁打、38打点。いずれも大城を下回っています。ケガの影響もあったのでしょうが、そうなると来年万全の体調で1年間プレーできるとは限らない。巨人が森争奪戦に参戦するということは、そうしたリスクも背負うということになります」
原監督は補強に前向きな姿勢を見せているが、補強すればするほど、生え抜き選手の才能が開花する可能性も減っていくという面もあるだろう。