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「グランプリは55歳」ミスコン廃止の風潮のなか男たちが競う「Mr. Phoenix日本大会」舞台裏 

それそれの魅力を競い合った

それそれの魅力を競い合った

 ジェンダー問題やルックスを競い合うことへの是非から、近年は大学の学祭の風物詩だった「ミスコン」や「ミスターコン」を廃止する大学が相次いでいる。そうしたなかで、新たな「ミスターコン」が開催された。1112日に行なわれた「Mr.  Phoenix日本大会」だ。対象は10代から60代男性と幅広く、「生涯現役」を目指す男性のためのコンテストと銘打たれている。一体、どんなコンテストなのか。 

   大会を運営する一般社団法人国際女性支援協会、ローズ・クルセイダーズの代表理事・ナショナルディレクター・伊藤桜子氏はこう語る。 

 「私たちはこれまでミセスのためのコンテストやティーン向けコンテストなど7つのコンテストブランドを立ち上げてきましたが、今回このようなメンズコンテストを設立したのは、すべての男性から“不死鳥のように生涯燃やし続ける情熱を引き出したい”という想いからでした。また、採点の際には“女性視点”に重きを置きましたが、これは男性と女性が互いに尊重し合う気運の醸成を目指したためです」 

  本大会に参加したファイナリストは15人。俳優の綾野剛似の19歳の現役大学生から竹内涼真似の20代会社員など若者も多数ノミネートされていたが、15人のなかから栄えあるグランプリに選ばれたのは、東海地方でジュエリー・リサイクルショップや女性向けフィットネスジムを経営する岩瀬智芳さん(55)だった。 

 人生の円熟味を評価する新しい“採点基準” 

  若さや筋肉美だけが評価基準であればこのような結果にはならなかっただろう。「Mr. Phoenix」では容姿やファッションといった表面的な魅力のみならずリーダーシップや社会貢献への意識、内面の魅力も評価基準としている。また審査のなかでは“女性視点”に重きを置いているといい、女性から見た“男性の熟練度”が重要になるという。

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