武田:うちの親もそうでした。信者は少しでも多く献金したいから、「こんな話があるらしいよ」とすぐ群がってしまう。母に聞いたら、お金がないから仕方なくやっていると泣きながら明かされました。
もるすこちゃん:日課といえば、毎朝の「訓読」がありましたね。朝5時頃に子供もみんな起きて、教会の原理講論などを読む。
小川:私は修練会で気絶したことがあります。持ってきた荷物が整頓できていないと、「こんなところにご父母様を迎えられるんですか」と。夜遅くに腕立て伏せの体勢でキープさせられるんですが、3分、5分と経つにつれ、運動部じゃない子たちは泣きながら崩れていく。私も途中でリタイアし、その後また怒られている時に貧血で倒れてしまいました。
(第3回につづく。第1回から読む)
※週刊ポスト2022年12月16日号