薬を減らすことで認知症の症状が治まるケースも
脂質異常症の治療に使われるフィブラート系の薬と、高コレステロール血症の治療に使われるスタチンの組み合わせも注意が必要だ。銀座薬局代表で薬剤師の長澤育弘さんは言う。
「過去には禁止されていた組み合わせですが、両方の薬を同時に服用している人は少なくなく、医師もあまり注意せず処方していることが多い。併せてのむと、体内のコレステロールが不足して、筋肉が溶ける横紋筋融解症になる確率が上がります。さらに横紋筋融解症で筋肉中のたんぱく質『ミオグロビン』が血液に溶け出すと、腎臓に負担がかかって腎不全になることもあります。
脂質異常症や高コレステロール血症の薬は長期にわたって服用するので、何種類も組み合わせるのは注意が必要です」(長澤さん)
組み合わせや薬そのものに問題がなかったとしても、服用方法を誤った結果、副作用が強く出ることもある。薬剤師の三上彰貴子さんが言う。
「特別な指示がない限り、胃で薬がしっかり溶けるように、コップ1杯の水でのんでください。解熱鎮痛剤は、水の量が少ないと食道に張り付いて、胃が荒れる原因になります。水がない場合はお茶でもかまいません」(三上さん)
年齢とともに服用量を見直すことも重要だ。
「高齢になると肝臓や腎臓の機能が低下し、薬を代謝・排出しづらくなります。若い頃は問題がなかった薬でも、副作用が出やすくなってしまう。同じようにのんでいると効きすぎることがあるため、定期的に医師に確認してください」(今野さん)
※女性セブン2023年1月1日号
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