眞子さんを支えきれるか

眞子さんを支えきれるか

VIP対応も不妊治療も

 アメリカの出産事情に詳しい産婦人科医によれば、「ニューヨークにいる日本人の産婦人科医は数えるほど」だという。まして女性にしぼるとなればその数はごく限られる。眞子さんの妊活のサポート役として浮上した2人の日本人女性医師のA氏とB氏は、ともに婦人科医で、眞子さんが現在通っている総合病院と深いつながりがある。

 この病院は、アメリカ屈指の名門大学の医学部傘下にある。大学の卒業生にはフランクリン・ルーズベルト元大統領やオバマ元大統領など錚々たる人物が名を連ね、また、メトロポリタン美術館での眞子さんの活動をサポートする人物も同学のOBだ。眞子さんとそれほど年の離れていないA氏だが、これまで日本人VIPの出産に数多くかかわった経験を持つ。

「有名どころで言えば、甲子園大会で一躍有名になり、プロ野球を経て大リーグで活躍した有名野球選手の妻の出産を担当したそうです。日本人がニューヨークで、日本人女性医師のもとで出産したいと希望すれば、まず彼女に行きあたるでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 数年前、彼女のもとで出産を経験した、30代の日本人女性は太鼓判を押す。

「A先生には本当にお世話になりました。アメリカの医師は、訴訟リスクを避けるために、ネガティブな兆候があると大げさに表現するので、不安ばかりになってしまって。でもA先生の口癖は“大丈夫、大丈夫”なんです。私は妊娠中期に切迫流産の不安を抱えていたのですが、いつも親身に相談に乗ってくれて、前向きに励ましてくれました」

 また、A氏は、医師としての高い能力だけではなく、人としての魅力にもあふれているという声も聞こえてくる。

「積極的に講演活動を行ったり、スポーツをしたりと、非常にアクティブな人物です」(前出・在米ジャーナリスト)

 A氏が産科関連のスペシャリストである一方、ベテランのB氏は不妊治療の分野に精通する。B氏は前述の大学で医学を学んだ経験があり、現在はニューヨークにクリニックを構える開業医だ。

「ニューヨークの日本人女性医師で、不妊治療といえばB先生でしょう。不妊治療となると、より込み入った話をする必要があるので、日本人の方だと安心できますよね。彼女のクリニックには、世界でもトップクラスといわれているハーバード大学医学大学院を卒業した不妊治療の専門スタッフもいますから、技術の面でもこれ以上のクリニックはないでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 前出の30代日本人女性も続ける。

「有名な先生なので、私も彼女のことを知っています。不妊治療を考えたときに、まず彼女が頭に浮かぶ日本人は多いんじゃないかな」

 妊娠・出産に関しては、不測の事態が訪れる可能性も大いにある。A氏やB氏のような日本人女性医師のサポート体制が整う病院に通っていれば、これほど心強いことはないだろう。

 実は、日本とアメリカでは、出産に際して決定的な相違点があるという。前出のアメリカの出産事情に詳しい産婦人科医が解説する。

「アメリカでは妊娠初期から出産まで同じ病院にかかることはほとんどなく、妊娠中は小さなクリニックへ通い、陣痛が始まると、クリニックの主治医が提携する大病院で出産に臨む。つまり、日本のように『産婦人科』が一体の病院が少ないのです」

 ところが、通院する眞子さんの姿や、病院付近にいる小室さん夫婦の姿が目撃されてきた病院は、産婦人科の入っている「総合病院」である。

「アメリカでは妊娠中から出産までのサポートが完備されている病院は珍しいです。彼女は元皇族ですから、いざ出産となればVIP向けの個室を使うことになるでしょう。この総合病院の特長はきめ細やかなメンタルケアでもあり、安心材料がそろいます。異国の地での初めての妊娠・出産も、このセレブ総合病院でなら安心でしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

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