芸能

番組史上初! 弘中アナと若林が「激レアさん」でラベリングできなかったお坊さんの正体

「激レアさん」でラベリングできない事態に…

「激レアさん」でラベリングできない事態に…

 テレビ朝日の『激レアさんを連れてきた。』(以下、「激レアさん」)でハプニングが起こり、視聴者をザワつかせている。

 この番組は、「極道に支配されていた歌舞伎町のホテルから極道を一掃して、売り上げ日本一を達成した女性」や「趣味でトライアングルを作っていたら、誰も聞いたことのない音が出て、世界中の楽団から注文が殺到している人」といった「世にも珍しい経験をした人」をスタジオに招き、じっくり話を聞くスタイル。

 弘中綾香アナ(32才)が毒舌を交えて司会進行し、オードリーの若林正恭(44才)が「あなたは、……な人ですね」とラベリングをして締めるのが恒例だ。

 2月13日の放送回では冒頭、袈裟(けさ)のような服を着た丸刈り頭の男性が登場。「(この人は)どんな激レアさんだと思いますか?」と弘中アナが問いかけるが、「もう、カッコがね、だって」と若林がつぶやいた通り、どこからどう眺めても、お坊さんにしか見えない。

「これでなんか、飼い犬のYouTubeバズってたらイヤですよね」と、ゲストの芸人・吉住(33才)がつっこむと、男性は動じる様子もなく、にっこり。今回登場した人は、なんと見た目そのままの「お坊さん」だったが、すぐにただの僧侶ではないことが明らかになる。

 光永圓道(みつなが・えんどう)さんは、中学を出たばかりのわずか15歳で、お寺に住み込んで僧侶のお手伝いをする小僧となり、34歳の若さで千日回峰行を満行した凄い人だったのだ。
 
 千日回峰行は、天台宗の総本山・比叡山延暦寺で1000年以上も前から続く、日本仏教でもっとも苛酷といわれる荒行だ。7年の歳月をかけて、地球一周に相当する約4万キロを巡拝する。手には提灯、足には草鞋を履き、短くても約30キロ、長いときには約84キロを徹夜で歩くというのだから、驚きである。

「もう、今日はいいかなって思った日は、やっぱりありますか? 毎日(夜中の)2時に出発じゃないですか」(若林)
「不思議なもので、ないですね」(光永さん)

 行中は、雨でも雪でも、台風でも毎日必ず巡拝を続けなければならない。

「天気予報、1週間先のを見て、雨3日連続じゃん、とか」(吉住)
「天気予報とか見ます?」(若林)
「見たら、心の準備をしすぎてしまう。どういう事態になってもいい状態に心を保つ(ことこそが、大切)」(光永さん)

 その瞬間、感極まった若林の口からは「阿闍梨さま!」の一言がこぼれ、ゲストの佐藤隆太も「さらに1歩、2歩、3歩先のお答えをいただけますよね」と、脱帽しきり。

関連キーワード

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン