スポーツ

WBC・侍ジャパン展望 栗山監督の“なりふり構わない采配”で「村上にバントのサイン」もあるか

世界の強豪相手に栗山英樹監督はどんな采配を?(写真/AFP=時事)

世界の強豪相手に栗山英樹監督はどんな采配を?(写真/AFP=時事)

「目標は世界一しかない」そう語る侍ジャパンの栗山英樹監督(61)。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)特有のルールや制約のなか、日本ハム時代に大胆な戦術でファンを驚かせてきた栗山監督はどんな采配を振るうのか。国際大会の怖さをよく知る人物が大予想した。

 目下、宮崎での強化合宿に励んでいる侍ジャパン。グラウンドでひときわ目を光らせているのが栗山監督だ。スポーツ紙記者が語る。

「短期決戦はわずかな差が命取りになる。栗山監督はグラウンドで目配りをし、選手たちの調子を見極めるため個別に綿密なコミュニケーションを取っています」

 3月8日に開幕するWBCは20チームが出場し、3ラウンドにわたる過密日程を経て、3月21日に決勝戦が行なわれる。

 大会中は独自のルールも採用され、各選手は通常のシーズンとは異なる戦い方を強いられる。采配が勝敗を大きく左右するため、栗山監督もいきなり本番ムードとなっている。

 まず問われるのが、準決勝までの戦い方だ。日本は準決勝進出チームを決めるまでの1次ラウンド、準々決勝で韓国、台湾、キューバなど強豪と対戦すると考えられる。

 ポイントは1次ラウンド、準々決勝が東京ドームで行なわれることだ。

「栗山監督は今大会に関するインタビューで『東京ドームはしっかり打てば本塁打になる球場』と発言しています。東京での試合では本来サードを守る巨人の岡本和真(26)を外野に回すといった、攻撃力を重視した“超強力打線”を敷く可能性が十分にある」(前出・スポーツ紙記者)

 ヤクルト時代に栗山監督とプレーした広澤克実氏もこう語る。

「これだけ攻撃的な選手を集めたのは栗山監督の最大の功績です。このメンバーが完封されることは考えにくく、多少守備のミスがあっても打撃でカバーするでしょう」

関連キーワード

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン