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高田文夫氏 喋ったり、泣いたり、笑ったりうなったり…最近の舞台営業の日々

高田文夫氏の最近の舞台での活動は?(イラスト/佐野文二郎)

高田文夫氏の最近の舞台での活動は?(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、ここ最近の舞台での活動について綴る。

 * * *
 樹木希林のように腰を振って「ジュリ~ッ」と叫びたい気分。なんと我等が沢田研二が映画『土を喰らう十二ヵ月』で私が信用する「キネマ旬報2022年ベストテン」で主演男優賞である。こうして私が報告しないと皆様知らなかったでしょう。まあ良かった。誕生日がまったく同じ私としては、まるで私が受賞したような気持ち。

 こうして雑誌の連載で様々報告したりラジオのレギュラーで喋ったり……74歳でもまだまだやる事がある。雑誌・ラジオ以外に舞台(イベント企画)でトークなんて営業品目もあって、実は客前だからこれが一番うけるのだ。そしてここでしか会えない人もいて楽しい。

 この1か月でも様々あって、1月18日は浅草東洋館。私とナイツが企画して好評の「ザ・東京漫才」。この日は私が「劇団ひとりのドラマ“浅草キッド”が話題になったのだから是非生で本物を見てもらおう」とツービートの寡黙な方、ビートきよし、そしてその名も“浅草キッド”の元・議員じゃない方、玉袋筋太郎に来てもらって大いに、沢山、過分に盛りあがった。「ここの舞台で喋るの50年ぶり」などと計算の合わぬ事を言うきよし。「去年は半年近く寝込んでたんだけど、今日来られて良かったよ」としみじみ。期せずしてこの1月18日は相方の誕生日。何だか分からないが客席にも熱いものが……。

 2月1日は明治座にて「純烈」とトーク収録。大みそか「紅白」、純烈とダチョウ倶楽部(ふたり)と有吉のステージには危なく泣きそうになったと伝えるとリーダーが「泣いていいんですよ」。

 2月8日はまた東洋館。「第5回ビートたけし杯」。審査委員長は勿論ツービートの喋る方北野さん。そして私とナイツ。こんな短期間のあいだにツービートのふたりと生で喋ってる人間もいないだろう。

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