高血圧体質の原因として「肺と血管」の衰えを指摘する加藤氏は、さらに一歩進んだアプローチとして、心肺機能の向上に向けたエクササイズも推奨する(図参照)。
「その場ダッシュやエア縄跳びは室内でもできる運動で、肺と心臓を鍛えることができます。ただ、いきなり始めるのではなく『10秒間だけ続けてみる』など、ご自身の体の状態に合わせて行なってください。
とにかく大切なのは『簡単なものを持続する』ことです。ストレッチやエクササイズで衰えた機能を回復させれば、心臓に負荷がかからず、血圧もコントロールしやすくなるはずです」
日々の生活のなかにストレッチを取り入れることで、降圧剤なしの生活が実現するかもしれない。
※週刊ポスト2023年3月24日号