芸能

中村倫也と電撃婚の水卜麻美アナ、ザワつかせた「結婚発表2週間前の号泣」ようやくわかったその胸中とは?

アナウンス力、ナレーション技術も高く評価される

電撃婚を発表した水卜麻美アナ

 まさにサプライズ発表だった。日本テレビの水卜麻美アナ(35才)と俳優の中村倫也(36才)が25日、結婚を発表した。ビッグカップル誕生に祝福の声が溢れている。そんななか、水卜アナが号泣した約2週間前のシーンが注目を集めている。コラムニストで放送作家の山田美保子さんが解説する。

 * * *
 中村倫也との結婚を発表した日本テレビの水卜麻美アナウンサー。知名度も「ミトちゃん」というニックネームの浸透度も、視聴者からの人気や好感度も在京局の女性アナウンサーでダントツであることに異論のある方は少ないのではないか

 人気俳優や男性アイドルの結婚発表では、“〇〇ロス”という言葉でSNSが埋め尽くされ、中村倫也の場合も例外ではないものの、これまで交際の噂が全くなかった正真正銘の電撃婚であるうえ、いわゆる“匂わせ”もなかったために、水卜アナに対する攻撃的なコメントは筆者が見る限り、ゼロなのである。

 2010年4月、日テレに入局した水卜アナが不動の人気を得たのは、翌2011年3月(2011年度の4月改編)からスタートした『ヒルナンデス!』。つまり水卜アナは入社1年目で、後に“『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を終わらせた”裏番組のアシスタントという大役を任されたのだ。

 スタジオの進行アシスタントというだけでなく、グルメロケに頻繁に引っ張り出され、「女子アナなのに、大きな口を開けてよく食べる」「本当に美味しそうに食べる」“食リポ”が話題を独占。瞬く間に人気アナウンサーへと成長した水卜アナには“日テレ愛”が強いアナウンサーという印象も筆者にはある。

 他局の人気女性アナウンサーのように、「ミスキャンパスだった」とか「学生時代からタレント活動や読者モデルをしていた」といった華やかな経歴があったワケでもなく、「スーパー綾子」こと元フジテレビの加藤綾子アナのように、在京局全てで最終面接まで進んだ…といったこともなかった水卜アナ。唯一、自分を採用してくれた日テレへの感謝の思いが強すぎて、「他局の番組は見ない」と言っていた時期もあったほどである。

 また、後輩ができてからの水卜アナは、「水卜会」を結成。『ヒルナンデス!』でどれだけたくさん食べたとしても、夜の食事会を開いては後輩を呼び寄せていた。ちなみに朝食は自宅で母の手料理を食べ、『スッキリ』や『ZIP!』を担当するようになってからは、「朝の番組を担当すると太るから気を付けろ」と大先輩・羽鳥慎一から助言を受けたそうだが、本番前、フルーツやおにぎりなどをつまみ食いしながら原稿の下読みをする水卜アナの映像が密着番組で度々流されていたものだ。

後輩アナたちから慕われる水卜アナ

 他局でもそうだが、リーダーシップに優れた女性アナウンサーというのは居て、当然、後輩たちから慕われるものだが、可愛がっている後輩たちはみな、どこか、当該リーダーと似たタイプばかりである。だが「水卜会」の場合は、あらゆるタイプのアナウンサーが水卜アナを慕っている様子が見てとれた。水卜アナが常に円の中心に居て、チヤホヤされてきたタイプではなかったからだろう。少しでも気になることがある後輩には女性、男性にかかわらず自分から声をかけ、悩みや相談を率先して聞く。決して壁を作らない人柄でもある。

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