ボストン・レッドソックスの吉田正尚(写真=USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
大谷が日本人選手とチームメイトになるかも? いずれにせよ、そうなる前にエンゼルス・大谷翔平の勇姿を目に焼き付けたい。
●大谷翔平(28・投手/外野手)年俸3000万ドル ロサンゼルス・エンゼルス(ア・リーグ西地区)
昨季は史上初の規定打席と投球回数に両方とも到達し、104年ぶりの2ケタ勝利と本塁打を達成。今季は中5日登板が増える見込みだ。
●吉田正尚(29・外野手)年俸1500万ドル ボストン・レッドソックス(ア・リーグ東地区)
MLB初本塁打はグリーンモンスターを越える逆方向の特大弾。その怪力と、WBC大会記録の13打点を挙げた勝負強さで4番を担う。
●ラーズ・ヌートバー(25・外野手)年俸72.5万ドル+α セントルイス・カージナルス(ナ・リーグ中地区)
WBCで人気者になった“たっちゃん”。開幕戦ではペッパーミルならぬ新ポーズを披露するも、突き指で10日間のIL(負傷者リスト)入り。
●藤浪晋太郎(28・投手)年俸325万ドル オークランド・アスレチックス(ア・リーグ西地区)
メジャーデビューを果たした開幕2戦目で大谷と対決。3回を持たずに8失点、防御率30.86のほろ苦い初登板となった。
●千賀滉大(30・投手)年俸1400万ドル ニューヨーク・メッツ(ナ・リーグ東地区)
初の育成出身メジャーリーガーの契約は5年総額7500万ドル。目の肥えたニューヨークのファンの間でも“お化けフォーク”が話題に。
●鈴木誠也(28・外野手)年俸1700万ドル シカゴ・カブス(ナ・リーグ中地区)
左脇腹を痛めWBCを辞退し、IL(負傷者リスト)入りで開幕。昨季も怪我で約50試合を欠場しながら14本塁打を放った大砲の合流が待たれる。
●前田健太(34・投手)年俸300万ドル ミネソタ・ツインズ(ア・リーグ中地区)
2021年9月にトミー・ジョン手術を受け、昨季は全休。8年総額2500万ドルの最終年となる今季は先発5番手として復活にかける。
●ダルビッシュ有(36・投手)年俸2400万ドル サンディエゴ・パドレス(ナ・リーグ西地区)
昨季は自己最多タイの16勝を挙げる活躍で6年総額1億800万ドルの超大型契約を勝ち取ったが、WBC参加による調整遅れが懸念される。
●菊池雄星(31・投手)年俸1000万ドル トロント・ブルージェイズ(ア・リーグ東地区)
昨季は8月に先発ローテから外され救援に配置転換された。投球間隔が長いため、今季から短くなったピッチクロック(投球間の時間制限)の対策が急務。先発復帰なるか。
●筒香嘉智(31・内野手)マイナー契約 テキサス・レンジャーズ傘下3A(ア・リーグ西地区)
勝負の4年目は就労ビザの取得難航でキャンプ参加が遅れ3Aスタート。オープン戦は30打数6安打13三振と苦戦したが、メジャー再昇格を目指す。
取材・文/鵜飼克郎
※週刊ポスト2023年4月21日号