国内

「維新内閣」閣僚名簿予測、過激発言の足立康史代議士、26歳の高島崚輔・芦屋市長の抜擢はあるか

元経産官僚だが過激発言で物議を醸してきた足立康史・代議士(時事通信フォト)

元経産官僚だが過激発言で物議を醸してきた足立康史・代議士(時事通信フォト)

 永田町が解散・総選挙をにらんで浮き足立ってきた。自民党内からは「サミットの勢いのまま選挙に持ち込むべきだ」との声が高まり、野党側も「岸田さんにとって今は有利な状況。解散はあり得る」(岡田克也・立憲民主党幹事長)と応戦の構えだ。だが、総選挙で「台風の目」になるのは間違いなく日本維新の会だ。

 維新は4月に奈良県知事選と衆院和歌山補選で自民党に勝利し、統一地方選で全国に多くの議員を当選させて自民党と政権を争う基盤をつくった。では、維新が政権を取った時、何が始まり、政治はどう変わるのか。そこで本誌・週刊ポストは、元東京・中日新聞論説副主幹で維新に食い込むジャーナリストの長谷川幸洋氏や維新ウォッチャーとして知られるジャーナリスト・須田慎一郎氏の協力で、維新内閣の閣僚名簿を予測した。

 首相には日本維新の会代表の馬場伸幸氏、副総理兼無任所大臣には吉村洋文・大阪府知事、官房長官には松井一郎・前大阪府知事、財務大臣には橋下徹氏、外務大臣には鈴木宗男氏と、有名どころの名前があがっている、維新の“閣僚名簿”。一方で維新には、まだ知名度は低いが、大臣として腕を振るうことが期待される人物は多いという。

 総務大臣には小野泰輔・代議士を抜擢。衆院当選1回ながら、東大のゼミの恩師だった計量政治学者の蒲島郁夫氏の熊本県知事選挙を手伝い、38歳で同県副知事に就任した。8年の副知事時代に熊本地震からの復興を手がけるなど地方行政の第一線を担った。長谷川氏が語る。

「副知事として地方行政の現場を知っている。総務大臣にふさわしい」

 経産大臣に挙げられているのは足立康史・代議士。元経産官僚だが過激発言で物議を醸してきた。須田氏が語る。

「維新きってのトリックスター。大臣ポストに就けるには危うい面もあるが、政策立案能力は党内随一と見ている。大化けの可能性も」

 厚生労働大臣候補は2人。石井苗子・参院議員と、梅村聡・参院議員だ。石井氏は上智大学卒業後、女優業などの傍ら聖路加看護大学に学士入学、その後、東大大学院で保健学の博士号取得。現在も都内の心療内科でカウンセラーを務めている。

「梅村氏は現役の医師で、党のコロナ対策本部長を務め、手堅い仕事ぶりに評価が高い」(須田氏)

関連キーワード

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン