だが、倹約の甲斐あってか、役所は芸能界屈指の「不動産王」としても知られている。渋谷駅の近くに地下1階地上4階建てのビルを所有するほか、都心近くのタワーマンションを含め、複数のマンションを所有し、資産総額は十数億円にのぼるといわれる。
「自宅は都内の閑静な高級住宅街ですが、役所さんの家はとりわけ豪華。昨夏には隣接する土地を購入し、息子さん夫婦が住む家を建築中だそう」(芸能関係者)
7月クールのTBS系日曜劇場『VIVANT』への出演も決定しており、俳優として多忙を極める役所。しかし、最終目標はほかにあるという。
「実は彼が夢みているのは、映画製作者になることなんです。今回の受賞作は、隈研吾さん、佐藤可士和さんら錚々たるクリエーターがデザインを手がけた渋谷区の公共トイレが舞台で、ユニクロ取締役の柳井康治さんがプロジェクトオーナーを務めている。まさに映画界の枠組みを超えた企画で、役所さんは自分の作品の幅を広げるためにも、二つ返事で出演を快諾したそうです」(前出・映画関係者)
カンヌ男優賞という結婚41年目の快挙も、役所にとってはまだまだ道の途中。自身が監督・製作した映画が賞をとったなら、役所は妻にどんな感謝のメッセージを贈るのだろうか。
※女性セブン2023年6月15日号