この時「談志師匠がそう言うのなら文句なしでしょう」と上岡龍太郎は大阪から飛んできて口上に並んでくれた。ズラリ並んだのは中央に談志と私、そして上岡龍太郎、ビートたけし、景山民夫……。それはもう見事なものだった。上岡も認めたという芸の箔が付いたのである。
みっつめはふざけた男、サンドウィッチマンの伊達みきおこと謎の演歌の大御所・萬みきお。「水谷千重子(友近なのだ)50周年公演」が明治座で。歌謡ショウは日替わりゲストなのだが千昌夫から破門されたという萬みきおが見たくて超満員。コンプラ無視、昔の芸能界トークにしびれる。伊達のふざけは超一流。
※週刊ポスト2023年6月30日・7月7日号