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「完全にニート扱い」三浦祐太朗が明かした“両親が有名人”という苦悩 素性を明かしてから順調に

“三浦家トーク”を解禁(写真はインスタより)

“三浦家トーク”を解禁(写真はインスタより)

 有名人を両親に持つ子供たちのつらさは、他人には計り知れない──そんな宿命を抱えて、この人はどんな思いで生きてきたのだろうか。シンガーソングライターの三浦祐太朗(39才)。言わずと知れた、昭和の伝説的歌手・山口百恵さん(64才)と俳優の三浦友和(71才)夫妻の長男だ。

 百恵さん夫妻といえば、スキャンダルとは無縁で、どんな芸能人夫婦よりも模範的だった。親のせいで恥をかいたり、日陰を歩くことはなかった。それでも、超有名人の両親を持つゆえの悩みや問題は常にあったという。5月29日放送のラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送)にゲスト出演した祐太朗は、そんな青年時代を明かした。

「高校2、3年ぐらいから音楽でやっていきたいって決意は固めていたので、バンド活動をガッツリやっていたんですけど、両親のこともあるので友達にも(進路や将来の夢は)言えなかった。

(中略)当時はいきなり『誰々の長男デビュー』ってなっちゃうのは、あまりうれしくないなと思って、ずっと隠してました。だから、当時は完全にニート扱いされてました。あいつ就活もしないでフラフラして何やってんだって、先生にも言われました。いや、(バンド)やってんだけど言えないなって」

 笑いながら振り返っていたが、まさに祐太朗青年にしかわかりえない葛藤と悩みだった。大学時代の祐太朗の就職先について、当時は《大手金融に就職決定》や《アナウンサーに内定》とメディアに報じられたこともあったというが、そのたびに「ぜんぜん違うのに」と思い、時にナーバスになることもあったようだ。

 2008年にロックバンド「Peaky SALT」のボーカルとしてデビューしたときも、本名ではなく「ユウ」と名乗って、素性を隠していた。しかし、わずか1か月後に芸能リポーターの梨元勝さん(享年65)に知られて、世間に公表されてしまった。そのときのことを前述のラジオ番組で、祐太朗はこう明かしている。

「事務所のおかげで両親の名前を隠しながらのデビューができて最高にうれしかったんですけど、まぁ、そんなのすぐバレますよね。2ndシングルのときかな。社長から連絡がきて『三浦、ごめんバレた』って」

 水泡に帰した瞬間だった。だが、そこから大胆な方向転換を図ったことが功を奏した。2010年に弟の三浦貴大(37才)が、百恵・友和の次男と明かして俳優デビュー。祐太朗もソロに転身してからは、2017年に全曲山口百恵カバーのアルバム『I’m HOME』をリリースするなど、偉大な両親への敬愛も表現しながら歌手活動を続けてきた。

「30代になってもなかなか芽が出ない祐太朗さんのことを、百恵さんも心配していましたが、彼が吹っ切れたのか、両親のことをオープンにし始めてからメディア露出が激増。三浦家の“家庭事情”まで話すサービスぶりで、音楽番組だけでなくバラエティーにも呼ばれるようになりました」(芸能関係者)

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