感染して分かったこと
5類移行以降、このように新型コロナウイルスに関する「極端な見方」も拡大を続けている。どんな捉え方をしようとも、特効薬と呼べるものがない感染症である現在、コロナに感染したくない、感染させたくないのであればマスクの着用や手洗いを実施し、体調管理に気をつけるしかない。2類であろうと5類になろうと、何も変わっていないのだ。
かくいう筆者も先日、ついに「コロナ感染」を医師に告げられたが、頭痛や倦怠感、のどの痛みに加え、最後は味覚も嗅覚もなくなり「これは普通の風邪ではない」ということを確信した。しかし、医師は極めてあっさり「コロナだけど5類だから、家でゆっくりして体調戻ったら自由にどうぞ」と言うばかり。その対応に正直、驚きも不安もあったが、結局こんなものなのだと思うしかなかった。
新型コロナウイルスを巡る様々な問題は、ウイルス自体が引き起こした被害よりも、ウイルスに過敏に反応したり、間違った評価をする人々同士の見るに堪えない騒動と、それに振り回される市民の疲弊ばかりが目立ったようにも感じられる。今後も、もうしばらくは5類に移行したことに対する市民の考え方の違い、姿勢の違いによるトラブルは続くのか。