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大谷翔平、異次元の活躍を支える“胃袋” 高校時代は毎日白飯どんぶり13杯、2016年オフには1日6~7食で体重大幅アップ

大谷翔平

大谷翔平の活躍を支える胃袋の秘密(写真は2022年)

 打っても投げても走っても、大谷翔平(29才)は超一流のプレーで観客を魅了する。称賛の声は、地元ファンはもちろん、敵チームの監督からも届くほどだ。二刀流の活躍を支える大谷の肉体は、“内側”まで一級品だった。

「ショウヘイの打ったボールから煙が出ていたんだ! アンビリーバブルだ!」

 7月15日(日本時間16日)、3点を追う劣勢の9回に、反撃の狼煙となる第33号ホームランを放ったロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。次打者として控えていた選手は、間近で見た大谷のホームランの驚きをそう表現した。

 火の出るような当たり──野球界ではよくある表現だが、「大谷の速すぎる打球が炎をまとい、煙を出した」と、海の向こうで衝撃をもって伝えられた。もちろん、ボールから火が出るわけはないものの、大谷なら何を起こしても不思議ではないと感じてしまうほど、彼がこれまでに成し遂げてきたことは現実離れしている。試合は大谷のホームランで勢いに乗ったエンゼルスが、延長10回にサヨナラ勝ちをおさめた。相手チームの監督は、大谷の活躍に脱帽だ。

「彼の最大の強みは、選手として弱点がないことだ。彼のような選手はほかに知らない。毎日投げて打つために、とてつもない肉体を誇っている」

 二刀流という小さくない肉体的負担の中で試合出場を続ける大谷をそう称賛し、次のように続けた。

「大谷ほどきれいな肝臓を持っている選手は、ほかにはいないだろうね」

 その言葉は、大谷の節制ぶりに向けられていた。7月10日(日本時間11日)に行われ、大谷にとって3年連続出場となったオールスターゲームの前日会見でのワンシーンだ。

「(外食は)記憶にないですね。次の日もまた試合があると、なかなか遅く帰ってくるわけにはいかないので」

 今シーズンが始まってから、一度も外食していないことを明かし、周囲を驚かせたのだ。

「同僚と飲みに行ったりすることもありません。お酒は飲めないわけではありませんが、野球の技術向上のためにアルコールは必要ないと考えているので、口にしないそうです。帰りが遅くなって生活リズムが狂い、睡眠不足におちいったり、トレーニングに支障が出たりすることを気にかけているのでしょう」(スポーツ紙記者)

 屈強なメジャーリーガーの中には、浴びるようにお酒を飲む選手も少なくない。そんな環境でも、野球の真髄に近づくことだけを考えている大谷に向けた最大の賛辞だったのだろう。

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