血圧対策としては、睡眠時にも注意を払いたい。
「睡眠時無呼吸症候群を予防するには横向きに寝るのがポイント。無呼吸状態は血圧が上がるので、気になる人は受診して治療するのも選択肢です」
血圧の変動が激しい夏ほど、毎日しっかりと血圧測定をすることが重要だ。
「夏の間は降圧剤によってフラフラしたり立ちくらみするなど、薬による『過降圧』の症状をいち早く自らが把握することが体調回復の早道です。家庭血圧を記録して自身の血圧の季節変動を知ることが、適切な治療を受けるための第一歩です」
『週刊ポストGOLD 血圧を自力で下げる』には渡辺医師監修の「血圧手帳」が付いている。ぜひ活用してほしい。
※週刊ポスト2023年8月11日号