マイケルのキャップに手をかける片山
──還暦過ぎてもキャラ変更はしない方針ですか。
「いあ、でも前に『還暦も過ぎたし、何かあったら頼むね』って話したら、『それはちょっと違うんじゃない?』っていわれました(笑)」(マイケル)
一方、傍らでモコを大事に抱いていた片山はどう答えるのか。
──片山さんはマイケルさんのどこに惹かれたんですか。
「彼のこんな感じのところですね(笑)」(片山)
──30歳近い年齢差、結婚についてどう思いますか。
「年齢差は別に私は気にならないですね。将来的にはどうなんですかね? 成り行きじゃないですか、すべては……そう思います」(片山)
──改めて、マイケルさんは将来的にはどう考えていますか。
「ん……、多様性の時代のなかで、形式とかにこだわるかは分かりませんが、お互い自然体で、ベストな形で、ハッピーでいられればと思います」(マイケル)
──今、お二人は幸せですか。
「……素敵な出会いに感謝です(見つめ合う二人)。温かく見守っていただけましたら。もう、ごめんなさい、モコの彼女が海で待っているので(笑)。記者さん、気を付けて帰ってくださいね」(マイケル)
二人は夕陽が沈む湘南の海へと爽やかに去っていった。直撃取材にも終始“自然体”だった。還暦を過ぎた恋に焦がれるマイキーは、人生初のゴールインへと進んでいくのだろうか。
(了。前編から読む)