会見シーンといえば、誤解を恐れず記すならば、自然と涙があふれ出す若村サンの演技には荻野目慶子サン(58才)や斉藤由貴サン(56才)によるリアル会見が重なりました。昨今は「女優」表記がNGで、「俳優」とするメディアが少なくありませんが、若菜絹代と若村麻由美サンは間違いなく「女優」なんです。そして本当に美しい。7月期のドラマの中ではもっとも遅くスタートした一本ですが、今期、私のNo.1ドラマは『この素晴らしき世界』なのではないかというぐらいハマッています。
さらに若村サンはドラマ『初恋、ざらり』(テレビ東京系)に加え、8月16日からはシリーズ25年目に突入する『科捜研の女 season23』(テレビ朝日系)がスタート。若村サンは、洛北医大の解剖医・風丘早月役で2008年から出演されています。
劇中、スイーツの差し入れを持って登場することが多い若村サンに、沢口靖子サン(58才)演じる榊マリコがホッとした表情を浮かべる瞬間が見ていて心地がいいです。過酷な“科捜研”の撮影現場に、同年代であり、同じ“朝ドラ女優”(=NHK連続テレビ小説のヒロイン役)さんでもある若村サンがレギュラーとして入ってくれていることは、沢口サンにとって間違いなく安心材料ではないかと……。ちなみに沢口サンは1985年前期『澪つくし』、若村サンは1987年後期の『はっさい先生』のヒロインで、その後、『純と愛』『半分、青い。』『おちょやん』にも出演されていますし、大河ドラマでも『春日局』『信長』『篤姫』『花燃ゆ』と4作のキャストに名を連ねています。
記者やリポーターが騒然となったプロポーズの言葉
でも、私がいちばん大好きだったのは唐沢寿明サン(60才)版『白い巨塔』(フジテレビ系)の財前杏子役。世間知らずで、いち早く教授夫人の座を射止めるべく、見栄と建前に振り回される杏子が最後、黒木瞳サン(62才)演じる花森ケイ子と対峙するシーンはゾクゾクさせられたものです。