立ち話がランチに発展すると友達もどきに
古い友達と距離を置いたといえど、親しい人が多いオバ記者。新しい友達はどうやって作っているのだろうか。
「最近増えたのは30代、40代の女友達。彼女たちとは仕事で知り合ったり、整体師と客だったりといろいろ。そんなの友達?と言われそうだけど立ち話からランチに発展すると“友達もどき”になる。
さらにそこから一歩踏み込んだ関係になるのは私の趣味に巻き込めるかどうかだね。
実は私、長い独身生活をしているうちに多趣味になったのよ。公園散歩、チープでディープな街歩き、手芸店巡り、激安洋品店探訪、ヨガ、茶会、温泉巡り、鉄旅、立ち食いそば店歩き……。このうちのどれかと共鳴し合うと年齢は関係ない。“じゃあ、一緒に行こう”となるわけ」
趣味などで同じ方向を向いていると、女友達との関係は快適なのだという。
寂しさを友達で埋めようとしないこと
友達が面倒だと思ったり、その関係に悩むなら、最初から「基本的にいらない」と決めておいてもいいのではないかと、オバ記者は続ける。
「そもそもどうして友達を作るのかって考えたとき、“寂しいから”という理由だったら、そういう人は余計に友達なんて作らない方がいいと思うの。寂しさは友達ができても解消されないからね。私なんていま、家族も夫も愛猫もいない。寂しいけど、だからって人に頼ろうとは思わない。自分ひとりの力で幸せになれないと、寂しさは本当の意味で埋められないからね」
ひとりでも幸せに生きられる強さを持つオバ記者にひきつけられるのか、周りには彼女を愛する人が絶えない。
「友達って作るものじゃなくて、自然発生するものだと思うのよ。だから私は友達を募集していない。ひとりでスポーツジムに行って散歩して、デパ地下を巡ってお得な食材を見つけ、おいしく料理していただく。それで、たまには贅沢して、料亭でひとり飯……なんて背徳の味がしていいわよ〜。
そういうひとりの自由も私は楽しいけどね」
ひとりの自由も女友達との時間も肩ひじ張らずに楽しむオバ記者はいつもとても幸せに見えるのだ。
【プロフィール】
「オバ記者」ことライター・野原広子(66才)/茨城県生まれ。ライター歴45年。独身。ダイエット、富士登山、空中ブランコなど多くの体当たり取材に挑戦。女性セブンで『いつも心にさざ波を!』を連載中。著書に『で、やせたの? 〜まんがでもわかる人生ダイエット図鑑〜』がある。
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2023年9月7日号