分室だけでは職員が収容しきれないという(2019年2月、東京・港区。写真/共同通信社)

分室だけでは職員が収容しきれないという(2019年2月、東京・港区。写真/共同通信社)

新築4年目の分室をもう改装する

 佳子さまが秋篠宮邸へ引っ越しされず、分室で暮らし続けられることを本誌『女性セブン』がスクープしたのは、今年1月のこと。宮内庁が佳子さまの独居を公式に認めたのは、6月末になってからだ。

「2019年に改修工事が始まった秋篠宮邸には、経費削減のために、もともと佳子さまと小室眞子さんの私室は用意されないことになっていた」

 宮家最側近の皇嗣職大夫は会見でそう説明したが、それまでの説明とは食い違うものだった。

「そもそも、宮内庁は昨年までたびたび、“ご一家は2022年度内に秋篠宮邸に引っ越しされる”と説明してきました。皇嗣職大夫の説明はそれを覆すものであり、どちらかの説明は明らかに嘘だったわけです。

 しかも、別居は秋篠宮邸改修工事の費用を抑えるためだったと主張していますが、いくら削減できたのかさえ答えられなかった。そのほかの工事の経緯を確認しても、佳子さまのひとり暮らしが改修工事の途中に決まったことは明らかでしょう」(皇室ジャーナリスト)

 分室の工事の2022年11月30日付の変更契約調書には、「家具移設を取止める」とある。同時期には佳子さまが分室での生活を続けられるためと思しき追加工事も発生した。

「分室の工費は約9億8000万円でしたが、佳子さまの居住スペースを新たに整備するのに、内装・家具の変更および追加、コンセント・換気設備の追加などが行われ、2700万円ほどの追加費用が発生しました」(皇室記者)

 佳子さまの独居が決まったのはこの時期だと推測される。

「工事が終わりかけのこの時期に、おそらく佳子さまが“引っ越しはしない”“一緒に暮らしたくない”と主張されたのでしょう。それを秋篠宮ご夫妻も止められなかった。それを、さも最初から独居が決まっていたかのようにしようとしたので、無理のある説明になったとみられます」(前出・皇室記者)

 さらにこの7月中旬には、テレビ東京が「分室の改修工事は今後も継続される予定」と報じた。

「1階と2階にある事務スペースの間取りを変更する内装工事を、半年かけて行う予定だといいます。現時点で工事費用は明らかになっていませんが、4年前に建てられたばかりの分室をもう改装するというのは、佳子さまの独居がまったく想定外だったと言っているようなものです。最終的には、分室の建設費用は11億円近い金額に膨れあがるとみられています」(前出・皇室記者)

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