18年前の優勝時、スタンドから声援を送る陽子夫人(左)と長男・陽集さん(右)(共同通信社)
才女と評判の陽子夫人について、岡田監督をよく知る広告代理店役員が述懐する。
「陽子さんは上智大卒の帰国子女。結婚前は芦屋に住み、輸入商社でエルメスの貿易担当をしていました。語学に堪能で英語、フランス語、スペイン語が話せる才媛です。当時、阪神では外国人選手の家族が日本の生活で困ると、陽子さんに電話を掛けて助けてもらっていました。球団最強助っ人のランディ・バース選手が2年連続三冠王として活躍できたのも、陽子さんが彼の家族をサポートしたからといわれています」
ふたりの間に生まれた長男の陽集さんも岡田監督にとっては自慢のタネだ。
「陽集さんは地元でも有名な進学校から大阪大学基礎工学部に現役合格した秀才。超一流総合商社に就職して、現在はジャカルタに単身赴任している。社内でも『有名人の子息やいわゆるコネ入社も多いが、彼は違います。本当に優秀で、周囲からの評判もいい』とされる好漢だそうです。
岡田さんも前回の監督時代は『うちの長男、今年現役で阪大に合格しよってなぁ』と、番記者たちにうれしそうに報告していました。陽集さんは大学時代はゴルフ部で、岡田さんは当時『ドライバーは300ヤードはいくんちゃうか。こら、えらいことになりそうやで』とも語っていました。ここ最近はお孫さんがいちばんの癒しのようで、よく一緒に食事をしたり、甲子園に招待したりもしているそうですよ」(前出・元在阪スポーツ紙記者)
周囲もうらやむ「アレ」な家族の支えを得て、次に目指すは日本一だ。
※女性セブン2023年10月5日号
岡田監督は優勝後、「これからの阪神は、当分強いで」とスポーツ新聞に手記を寄せた(共同通信社)