芸能

《延期中》映画『緊急取調室』市川猿之助の代役難航、年内の公開断念「主要キャストの年内スケジュールも取れず」

天海祐希(時事通信フォト)

『緊急取調室』主演の天海祐希(時事通信フォト)

『みなさん、出番です』──天海祐希(56)主演の劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(キントリ)の公式ホームページに踊るキャッチフレーズである。今年6月16日に公開予定だった同映画は、6月1日に公開延期が発表されたまま、公開のめどはたっていない。 NEWSポストセブンが取材を進めると、その“出番”に向けた調整はいまだに難航中なのだという。

 今年5月、歌舞伎役者の父・市川段四郎さん(享年76)と実母(享年75)への自殺ほう助の罪で逮捕、起訴された歌舞伎役者の四代目・市川猿之助(47)。7月末に保釈され、都内の病院を退院後は“事件現場”となった自宅で生活しているという。

 初公判は10月に東京地裁で行われるが、役者としての今後の見通しは立っていない。歌舞伎関係者が打ち明ける。

「現実的に今の猿之助さんが歌舞伎の舞台や役者として表舞台に出ることは難しい。ただ、役者としては非凡な才能を持っており、近い関係者の間ではこれから10年ほど演出など、裏方を務めながら歌舞伎界を支えるのではないかと見られています。裁判の判決次第ですが罪を償い、世の中に求められることがあれば、再び舞台に立つこともありかもしれません」

 一方で、宙ぶらりんの状態となっているのが冒頭の『キントリ』問題だ。2014年からテレビ朝日系で放送されている同作は、天海演じる取調官が特別取調室で事件の被疑者を取り調べ、事件を解決していく刑事ドラマで同局の看板ドラマの1つ。猿之助さんの逮捕を受けて、映画と関連した特別ドラマも放送が延期されたままだ。

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