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黒柳徹子、忘れ得ぬ 朝ドラ『ブギウギ』“もう1人の主人公”淡谷のり子さんの「つけまつげ」と「特攻隊員」

忘れえぬ淡谷のり子さん(共同通信社)

大歌手・淡谷のり子さんと交友があった(共同通信社)

 特徴的な玉ねぎヘアにくっきりした目元。国民の誰もが知る黒柳徹子は、今年90才を迎えた。数々の大物芸能人と親交がある彼女は、連続テレビ小説『ブギウギ』の放送開始に伴い一躍注目を集めているあの2人とも関係があるようだ──。

「ほら、さっさと行きなさい。あなたの下手な歌を、お客さんが待ってるでしょ」

 鮮やかな赤い花柄模様のワンピースを着た女性が赤ん坊をあやしていると、くっきりとしたアイラインと長いつけまつげが印象的な女性がやってきて皮肉っぽく声をかけた。

 10月2日から放送が始まった連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)は、趣里(33才)演じる花田鈴子が持ち前の歌声を武器に数々の困難を乗り越え、菊地凛子(42才)扮する茨田りつ子らさまざまな人と出会い、スター歌手へと駆け上がる様子を描いた笑いと涙の物語である。

 鈴子のモデルは『東京ブギウギ』や『買物ブギー』など数々の名曲を歌い「ブギの女王」と言われた笠置シヅ子さん(享年70)で、りつ子のモデルは「ブルースの女王」と称された往年の大歌手・淡谷のり子さん(享年92)だ。

 10月10日現在、劇中では鈴子の少女時代で、彼女は見事合格を果たした梅丸少女歌劇団で奮闘中。冒頭は、そこから時が流れ、大人になった鈴子がりつ子から挑発的に語りかけられるというシーンだ。2人がどのように出会うのかは、まだ明かされていないが、あるテレビ局関係者は今後についてこう明かす。

「もしかしたら、現在も活躍中でおふたりと縁がある、大御所芸能人が絡んでくるかもしれません」

 2人とゆかりのある芸能人とは、黒柳徹子だ。自身の幼少期の経験を瑞々しく描いた『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)は全世界累計発行部数が2500万部を超える大ベストセラーで、10月3日には42年ぶりの続編『続 窓ぎわのトットちゃん』(講談社)が発売されたばかり。

「12月にはアニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』の公開が控えており、彼女の生きざまは注目され続けています」(前出・テレビ局関係者)

 いまなお脚光を浴びる黒柳が、8月22日発売の美容誌『VoCE』10月号(講談社)で「時代の先端を行くかたでした」と語る人こそ、前出の淡谷さんである。淡谷さんは1907年に青森県で生まれ、東洋音楽学校(現・東京音楽大学)を首席で卒業するとクラシック歌手として活躍するが、次第にジャズやシャンソンに傾倒する。

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