芸能

【宝塚“壮絶いじめ”真相】転落死したタカラジェンヌが苦しめられていた“文春リーク説”

宝塚の壮絶な騒動と“リーク”との関係は

宝塚の壮絶な騒動と“リーク”との関係は

 9月30日、宝塚歌劇団入団7年目で、宙組に所属する娘役の有愛(ありあ)きいさん(享年25)がマンションから転落死した。
 
 この転落死の背景の1つには、8か月前の報道があったとみられている。『週刊文春』(2023年2月9日号)は、宙組所属の娘役・天彩峰里が、ヘアアイロンを押し当てて後輩の額をやけどさせたなどの「いじめ疑惑」を報じた。

「記事中では被害者は“Aさん”と匿名になっていましたが、それまでの公演の役どころなどから、“Aさん”が有愛さんだということは容易にわかる書き方でした」(宝塚関係者)

 内容は苛烈の一言だ。

《額にじゅくじゅくと水膨れになるほどのヤケドを負い、長い間、ミミズ腫れのような傷が残ってしまった》
 
 このとき、宝塚歌劇団は《全くの事実無根》と否定した。

 有愛さんの死去直後に発売された『週刊文春』(2023年10月12日号)は、Aさんが有愛さんであったことを明かしたうえで、彼女を追い込んだのは、歌劇団内にはびこる壮絶ないじめが原因だったと伝えた。

 また、2月の報道直後から始まった、執拗な“犯人捜し”に有愛さんは苦しめられていたという。
 
「有愛さんは“やけど事件”があった当初から、“大ごとにはしたくない”と学校側に被害を訴え出ることさえしていませんでした。ところが記事が出たことで、周囲から、被害者である有愛さんが“週刊誌にリークした犯人”という目でみられることで、さらに深刻に悩んでしまったようです。
 
 しかも、宝塚内部では“やけど事件は話が飛躍している”と捉えていた人も少なくなかったので、わざと大げさにリークしたのではないのか、という疑いの目まで向けられることになってしまった」(別の宝塚関係者)

 有愛さんが亡くなった後の会見で歌劇団の理事長が、“故意ではないが当たったことはあると聞いている”という旨の発言をし、「やけど事件」が実際にあったことは認めたものの、そのやけどの程度がどれほどのものだったか、故意だったのかどうかは、いまでもはっきりしない。
 
 10月19日発売の『女性セブン』では、「宝塚歌劇団『密告犯は別にいる』いじめ自殺全真相」とのタイトルで、有愛さんではなかった文春の情報源、宝塚歌劇団にはびこる「壮絶いじめ」の実態などについて詳報している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン