バイクを乗るシーンを撮影するために、普通二輪免許や大型二輪免許を取得する俳優も少なくないが、若い女性でハーレーのオーナーとなると、そう多くはない。
「バイクに乗るシーンは、普段から乗っているかどうかによって、かなり変わってきます。ちゃんと乗り慣れていない俳優だと、かっこよく撮れないし、そもそも運転させること自体が危険ですからね。
でも、永野さんはハーレー初ライドにして、本当に様になっているし、ファンだけでなく、一般ライダーたちも認めるくらいにバイクに対する愛情の深さも伝わってくる。そういう意味で、永野さんがバイクに乗る映画やドラマを撮りたいと思った関係者も多いと思いますよ」
ふんわりとした印象が強い永野だが、“ハーレー乗り”ということでギャップが生まれ、そこが新たな魅力にもなりそうだ。
「イメージが固定されると、同じような役ばかりになってしまいますが、ギャップがあれば、単純にいろいろな役柄ができるので、そこが大きなメリットになります。また、趣味が多ければそれだけフリートークのネタも増えるわけで、バラエティー番組などで活躍する可能性も高まってくる。そのうえ、ハーレーのように、同世代のライバル俳優たちがあまり進出していない分野に明るいと、その分野の仕事を独占できるというメリットもある。好きなことをそのまま仕事にもできるし、永野さんにとってもうれしいことばかりですよね」
初めてのマイバイクとなったハーレーダビッドソンとともに、俳優としても大きく飛躍すること間違いなしの永野芽郁。作品の中で見事にバイクを乗りこなす永野が観られるのも、そう遠くはなさそうだ。