23歳の女性と、68歳にして再婚した当初は否定的な反応が強かった加藤茶と綾菜夫妻。それから12年、今では加藤を支え叱咤激励する妻として知られる(時事通信フォト)

23歳の女性と、68歳にして再婚した当初は否定的な反応が強かった加藤茶と綾菜夫妻。それから12年、今では加藤を支え叱咤激励する妻として知られる(時事通信フォト)

 当時、高校の美術部に在籍していた山下さん。油絵が上手く、成績も良好だったことから芸術系有名大の受験を考えており、そのために芸大系の予備校や絵画の先生の元に通った。さらに両親は、見聞を広めるようにとヨーロッパへの短期留学も許してくれた。そうして、普通の高校生だった山下さんの世界が急激に拡がっていく一方で、社会人の年上彼氏の反応はひどく卑屈で小さく感じたという。

「なぜ俺のいうことを聞いて地元に残ってくれないのか、海外に行って外国人の彼氏を作っていないかとか、こんなに心の狭い人だったっけ?というようなことばかり言われて、気がついた時には完全に気持ちが冷めていました。後に共通の友人に聞いたところ、同級生の女子には相手にされないから年下ばかりと付き合っては年上ヅラしていると悪評ばかり。結局、一緒に成長しようとか、私の夢を応援するとか、そんな気持ちはなかったんでしょう。狭い世界にいる人だと感じました」(山下さん)

 男性が年上、女性が年下の「年の差婚」や「歳の差交際」の場合、大人っぽいと思われていた男性が、どんどん子供っぽい存在になると、森田さんも山下さんも口を揃える。そして、交際当初は幼さの残る年下女性が成長し、価値観がどんどん大人に近づいていくにつれ、男性が勝手に「失望」することも珍しくないという。

妻に逃げられる不安は消えない

「いやあ……あまりに年齢が離れた交際や結婚は、周囲から見れば確かにキモいでしょうね(笑)」

 東北在住の会社経営・松野翔太さん(仮名・50代)は、30代で当時高校卒業したばかりの妻と結婚。周囲からは「どうせ捨てられる」とか「相手は財産目当てだ」と相当なバッシングを受け、反対されたと振り返る。

「ほとんど女性との交際経験もありませんでしたが、趣味の車のイベントに行った時、当時高校生だった妻と偶然知人関係になり、交際するようになったんです。年下だから、こちらがタバコを吸ったり運転するだけで、大人な言動だと憧れてくれる。年上の俺が守ってやる、人生を俺に預けろくらいの気持ちでいたんです」(松野さん)

 しかし、妻が20歳の成人式を迎える頃、松野さんにある思いをぶつけてきたという。

「成人式の日、みんなはまだ学生で綺麗な晴れ着でワイワイやっていますが、すでに子供を産んでいた妻は、フォーマルな服装を着て少しだけ式に参加し、酒も飲まずに帰ってきていました。数日後、妻が私に打ち明けたんです。私の世界はもっと広かったはずだと。決して結婚や出産を後悔しているとは言いませんでしたが、若く結婚したことで自分の可能性が途切れてしまったように感じたのだと思います」(松野さん)

関連記事

トピックス

WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《デートはカーシェアで》“セレブキャラ”「WEST.」中間淳太と林祐衣の〈庶民派ゴルフデート〉の一部始終「コンビニでアイスコーヒー」
NEWSポストセブン
犯行の理由は「〈あいつウザい〉などのメッセージに腹を立てたから」だという
「凛みたいな女はいない。可愛くて仕方ないんだ…」事件3週間前に“両手ナイフ男”が吐露した被害者・伊藤凛さん(26)への“異常な執着心”《ガールズバー店員2人刺殺》
NEWSポストセブン
Aさんは和久井被告の他にも1億円以上の返金を求められていたと弁護側が証言
【驚愕のLINE文面】「結婚するっていうのは?」「うるせぇ、脳内下半身野郎」キャバ嬢に1600万円を貢いだ和久井被告(52)と25歳被害女性が交わしていた“とんでもない暴言”【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《独特すぎるゴルフスイング写真》“愛すべきNo.1運動音痴”WEST.中間淳太のスイングに“ジャンボリお姉さん”林祐衣が思わず笑顔でスパルタ指導
NEWSポストセブン
食欲が落ちる夏にぴったり! キウイは“身近なスーパーフルーツ・キウイ”
《食欲が落ちる夏対策2025》“身近なスーパーフルーツ”キウイで「栄養」と「おいしさ」を気軽に足し算!【お手軽夏レシピも】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
「どうぞ!あなた嘘つきですね」法廷に響いた和久井被告(45)の“ブチギレ罵声”…「同じ目にあわせたい」メッタ刺しにされた25歳被害女性の“元夫”の言葉に示した「まさかの反応」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
遠野なぎこと愛猫の愁くん(インスタグラムより)
《寝室はリビングの奥に…》遠野なぎこが明かしていた「ソファでしか寝られない」「愛猫のためにカーテンを開ける生活」…関係者が明かした救急隊突入時の“愁くんの様子”
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)が犯行の理由としている”メッセージの内容”とはどんなものだったのか──
「『包丁持ってこい、ぶっ殺してやる!』と…」山下市郎容疑者が見せたガールズバー店員・伊藤凛さんへの”激しい憤り“と、“バー出禁事件”「キレて暴れて女の子に暴言」【浜松市2人刺殺】
NEWSポストセブン
目を合わせてラブラブな様子を見せる2人
《おへそが見える私服でデート》元ジャンボリお姉さん・林祐衣がWEST.中間淳太とのデートで見せた「腹筋バキバキスタイル」と、明かしていた「あたたかな家庭への憧れ」
NEWSポストセブン
先場所は東小結で6勝9敗と負け越した高安(時事通信フォト)
先場所6勝9敗の高安は「異例の小結残留」、優勝争いに絡んだ安青錦は「前頭筆頭どまり」…7月場所の“謎すぎる番付”を読み解く
週刊ポスト
アパートで”要注意人物”扱いだった山下市郎容疑者(41)。男が起こした”暴力沙汰”とは──
《オラオラB系服にビッシリ入れ墨 》「『オマエが避けろよ!』と首根っこを…」“トラブルメーカー”だった山下市郎容疑者が起こした“暴力トラブル”【浜松市ガールズバー店員刺殺事件】
NEWSポストセブン
WEST.中間淳太(37)に熱愛が発覚、お相手は“バスり”ダンスお姉さんだ
《熱愛ツーショット》WEST.中間淳太(37)に“激バズダンスお姉さん”が向けた“恋するさわやか笑顔”「ほぼ同棲状態でもファンを気遣い時間差デート」
NEWSポストセブン