“全力で治したい患者”になるための5か条

“全力で治したい患者”になるための5か条

C夫:確かにメモをとるのはいいと思う。ただし、うちの病院では録音や動画撮影は禁止ですし、たとえ許可されていたとしても、そこまでされるとなんだか信用されていない気がします。

A男:ぼくは録音はそれほど気にしないけれど、動画撮影はやりすぎだと感じます。病院によってルールも異なるので、確認してみるのがいいですね。結局、大事なのは挨拶をきちんとして、最低限の言葉遣いで、予約の時間を守るとか、診察しやすい服装で、処方された薬はしっかりのんで、医師や看護師からの質問にはきちんと答えるといった基本的なこと。マナーがきちんとしている人はみなさんいい患者です。

D美:そうですね。病院という場所をわきまえて、節度を持ってくれるだけでもずいぶん向き合い方が変わります。産婦人科という性質上、必ずしも体調が悪い人ばかりが来院するわけではないのですが、院内には具合の悪い人や抗がん剤治療中でにおいに敏感な人もいますから、過度な香水はつけずに、化粧は薄め。あとは清潔感もポイントかな。症状が重くなければ、シャワーを浴びてきてくれればなおいいです。

C夫:そもそも医師だって、決して完璧ではないですからね。どんなに“いい患者”でも、“外れ医師”に当たることはある。自分は偉いと思っている横柄な医師もいるので、そんな人と信頼関係を築くのはなかなか難しい。

D美:例えば患者の目を見ない医師や、初診時に10分以上時間をかけないような医師、経歴があまりにも短かったり勤務した場所が少ない医師は避けるべきだと思います。

B子:それは私が患者でも遠慮したい(苦笑)。あとは個人経営のクリニックなのに、内科に加えて皮膚科や泌尿器科など、多くの科を標榜しているところも要注意。自分で開業していて痛感するのですが、ひとりで幅広い分野の診察ができるはずはありません。

A男:スタッフ間のやりとりが活発であるか、衛生意識がしっかりしているかなど、病院の様子もよく観察してほしいです。

(了。第1回から読む

※女性セブン2024年1月1日号

「いい患者」をつくる「いい病院・医師」の条件

「いい患者」をつくる「いい病院・医師」の条件

関連記事

トピックス

実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン