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【追悼・笑福亭笑瓶さん】清水国明が明かす最後の交流「なんだか必死に引き留められたという記憶があって」

23年1月19日、『噂の!東京マガジン』の収録で、TikTokの練習に励む笑福亭笑瓶(左)さんと清水

2023年1月19日、『噂の!東京マガジン』の収録で、TikTokの練習に励む笑福亭笑瓶(左)さんと清水

 落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんが、急性大動脈解離のため亡くなったのは2023年2月22日。66才だった。

 2015年12月にゴルフのプレー中に急性大動脈解離を発症し、ドクターヘリで緊急搬送。手術をせずに自然治癒にまかせることになり、約2週間の入院を経て退院していた。『噂の!東京マガジン』(TBS系)で長年共演していたタレントの清水国明(73才)はこう話す。

「あれ以来、たばこをやめ、食べるものに気を使い、ウオーキングも続けていたようです。コロナ禍になってからはワクチンも率先して打ち、病気を寄せ付けないように注意していたやつが、こんなにあっけなく亡くなるとは……」(清水・以下同)

 清水は笑瓶さんの師匠である笑福亭鶴瓶(71才)と親しくしていることもあり、弟子の笑瓶さんとも親交があった。

「ものまね番組の司会をしていたので、彼がアニメ『魔法使いサリー』の登場人物の声真似で『よし子ちゃんよー』ってやってた頃からよく知っています。『マガジン』には、1991年からレギュラーに加わったので……32年、一緒にやっていたことになるかな。子分肌で、対峙するというより、ふところに飛び込んでくるやつでしたね。それでいて、ため口ではないけど『それはあきまへん』って説教をしてくる。それが心地よくて、楽屋でもよく話していましたね。楽屋ではいつもゴルフ談議をしていました。夜中にテレビだか、YouTubeだかで仕入れた技をおれに教えようとする。『先輩やってみなはれ』って言うから、スイングをしてみると、『ちゃうちゃう、こうです』と指導してくる。それでいてコンペに行くとそんなにうまくないんですよ。口ではプロ並みに達者だけど、実際にやっているとうまくいかない。そんなところも憎めないんだな。だから、収録後は楽屋でゴルフの話ばっかり、毎回2時間はしていたね。

 早く帰ってほしいからって、スタッフが“京都のイケズ”みたいにほうきを立てたり、女性の制作スタッフが、わざとカツカツと音を立てて歩いてきたり。それでようやく帰り始めるんです。最後まで残っているのは、ぼくらと山口良一さん(68才)と、深沢邦之(57才)。必ずトイレに寄って、連れションしてから帰っていましたね」

 2月の収録後、いつものようにゴルフ談議に花を咲かせてから帰る際に、清水は次の仕事が迫っていたので「今日はこのまま帰るわ」と行こうとすると、笑瓶さんが引き留めたという。

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