芸能

【追悼・八代亜紀さん】素顔が見える直筆ラブレター発掘 「泣いてばっかりでごめんね…」「一時も離れたくない」

八代亜紀さんの素顔が垣間見える一通の直筆恋文(時事通信フォト)

八代亜紀さんの素顔が垣間見える一通の直筆恋文(時事通信フォト)

 八代亜紀さん(享年73)の突然の訃報を受けて、テレビや新聞では「演歌の女王」の功績が改めてクローズアップされた。芸能レポーターの石川敏男氏が語る。

「男女の機微や悲哀、女心を唯一無二のハスキーボイスで歌い上げた八代さんの歌には、誰もが心奪われる魅力がありました。実生活でも裏表がなく穏やかで、何より彼女自身が愛に生きた女性だった。だからこそ歌に魂を吹き込むことができたのでしょう」

 医師やマネジャー、音楽関係者まで数多くの恋で世間を賑わせてきた八代さんは、過去に本誌・週刊ポスト(1981年1月9日号)で赤裸々な恋愛遍歴を告白。デビュー直後に結婚を考えた男性がいたことを明かし、こう語っていた。

「好きになったその人はとっても思いやりがあって、頼りがいのある人だった。女っていうのは恋をすると、その人との結婚をあれこれ空想してみるんです。相手の姓の下に自分の名前を書いてみたり」

「結局、相手の立場、私の生き方を考えて、私の方から身をひいた」

 一方で、秘めた恋に焦がれる側面もあった。本誌は彼女の素顔が垣間見える一通の直筆恋文を発見した。

 彼女が1994年に結婚する前、長年にわたって恋愛関係にあったとされる男性に宛てた手紙には、こんな情熱的な文面が綴られていた。

〈泣いてばっかりでごめんね……。あなたが日本に居ないという事を考えただけで悲しくて、こんなに遠く離れるの私には初めての事だから、どうしたらいいのか分からない〉
〈この手紙を書いているうちにも涙が出てくるの。ぬぐおうとしても、次から次へと出て来るの〉

 とめどなく溢れ出る男性への気持ちが手紙から伝わる。

〈一時も離れたくない。この想い方、男のあなたに分かるかしら。私の休む場所は、今はあなたしかいない。時が許す限り、一緒にいてほしい。これは私の我がままかしら〉
〈私を忘れないでね。夜になったら、手紙を書いて……〉

関連キーワード

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン